暫く定期検診へ行っていなかったのでいつもの歯医者へ行こうと思ったが、いつもと違う歯医者へ行くことにした。
いつもの歯医者の先生は凄くいい先生で、できればずっとお世話になりたいのだが、歯科衛生士の方がちょっと苦手な感じ。
声のボリュームがおかしいタイプ。
いつも中ホールのボリューム。
しかもビブラートを効かす。
高校演劇をやっていたに違いない。
クラシックバレエをやっている人を見ると分かるように、私は高校演劇をやっていた人にピンとくる。
更にやたら距離が近い。
治療するのだからしょうがないが、それにしてもパーソナルスペースがインド人並みに狭い。
添い寝しているのかと思う。
というわけで別の歯医者へ行ってみた。
院長が歯をチェックしてくれて、「虫歯は無いし、よく手入れされてる」 と誉めてくれたので安心した。
その日は簡単に歯石を取って次回全体的にクリーニングしてくれることになった。
そして翌週、歯科衛生士さんがクリーニングをしてくれたのだが、途中微かに「あっ!」という声が聞こえた。
一通り終えると衛生士さんが院長の方へ行き、小声で「虫歯が3本ありました」と言った。
私は耳がいいので何でも聞こえる。
衛生士さんが戻ってきて「クリーニングで綺麗にしたら虫歯が見えやすくなって、3本見つかりました」と院長をフォローした。
「次回は麻酔して治療すると思いますので、治療のあとは食事ができないので食事は済まされてきてくださいね」と丁寧に言ってくれた。
最後に院長が来てチェックしてくれた。
そして「次回は多少削りますが、麻酔はしなくても大丈夫だと思います」と言った。
いや、麻酔してくれ。
虫歯を3本も見逃すあんたを信用できない。
そして翌週、今回はもう一人の医者が治療してくれるようだ。
「結構削りますので麻酔しますね」と言った。
そして、
「削ったあとに銀歯を詰めますね」と言った。
ちょっと待ってくれ。
私は現在1本も銀歯が無い。
そんな私の歯を見て、何のためらいもなく銀歯を詰めますねと言うなんてどんな神経しているんだ。
神経全部抜いたのだろうか。
ということで白いものを詰めてもらった。
あと2本残っているので結局またあの演劇のところへ行くことになりそうだ。