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逆転立ち回り

「太秦ライムライト凄く感動するので観てください!」

と生徒さんに言われたので

「はい、分かりました」

と軽く返事をしたら私に観る気がないのを感じたようで、

後日、『絶対観てくださいね』

という脅迫メールが届いた。

私が観ない気でいたことに対して怒っているようだし、これは観ないと立ち回りの最中に事故に見せかけておもいっきりぶっ叩かれるかもしれないという恐怖感にかられてTSUTAYAに駆け込みました。

立ち回りは歌舞伎で始まった時から現在までいかに主役(芯)を綺麗に格好良く見せるかということになっていますが、どっちみち主役は目立つんだからもう少し斬られる方(カラミ)を目立たせても良いのではないかと思っていたのでいいタイミングでした。

10 ・0で主役寄りなのでせめて5・5にしても良いのではないだろうか。

10・0で斬られる側寄りにしても良いのではないか。

主役の格好良さを観るために劇場に足を運んだり、テレビを観てくれたりするのでそれで良いと思うのだが、以前よりも価値観が多様化されていますのでそれを崩しても良いかなと思います。

立ち回りの作り手の問題もあります。

立ち回りの手を付けるとき殺陣師は、斬られる側に 袈裟に斬ってきてください とか 振り向いたら刀を合わせてください とか言って完全に芯に成り代わって作っていきます。

いかに芯を綺麗に格好良く魅せるか、いかにして怪我を無くすかということを考えてきて、カラミを魅せることもカラミの難しさも考えたこともありませんでした。

それが立ち回り全体を考えるようになり、どっちみち芯は目立つんだからもっとカラミの技術が目立つ立ち回りを創ろうと思い始めていたタイミングでした。

火曜日の稽古会で試していこうと思います。

コンドル

本日は胴受けの稽古。

受け止めてからの切り返しに苦労するかなと思っておりましたら皆さん腕をたたんで上手く振れていたました。

分かりやすく言うと内角の球を腕をたたみながらバットを前に出して芯に当てる感じです。

木刀と居合刀だと感覚が違いますか?

と質問されたのですが、もちろん違いますが慣れの問題ですので木刀でも全く問題ないです。

学生が金属バットで打っていたのを社会人になって木製バットに代えるのと同じです。

振り方は同じですが金属バットの方が飛距離が出ますし、芯も広いのでヒットの確率も高くなります。

木製バットは根元に当たると折れるし、手がしびれます。

そういう違いはありますが、金属バットにしたら急に打てるようになったとか打てなくなったとかはありません。

木刀で上手い人は居合刀でも上手いです。

居合刀、模造刀、模擬刀と呼び方があって分かりにくいのですが、真剣を模して造った刀は全て模造刀と言います。

そのなかで居合いをする人が使っていた柄の丈夫な刀を居合刀と呼ぶようになって、今は居合い以外に使っていてもそれを居合刀と呼ぶようになっています。

居合い以外の方は普段の稽古をしている刀を模擬刀と呼ぶことが多いと思います。

因みに私が殺陣の稽古を始め時は木刀は使わず模擬刀で稽古をしていました。

模擬刀でおもいっきり受けたり払ったりしてボロボロになるまで使って、本番前に買い換えて本番でもおもいっきり当てていました。

木刀を使うようになったのは殺陣を初めて数年たってからだと思います。

昼クラス
しまんちゅ。

夜クラス
コンドル。

ソルトシュガー

弓稽古

掴みかけているが掴めない状態が半年間続いている。

課題ができ、その課題克服に取り組んでいるとその課題をクリアする前に新しい課題が見つかり、またその課題をクリアする前に次の課題ができ、という状況でまだ何もできていないのだが、感触は悪くない。

楽しみなお昼ごはん。
畑で取れたさつま芋。

プラス、柿とリンゴのフルーツ。

更に3時には塩ようかんと砂糖柚子。

組み合わせがオシャレだ。

今日は夜から殺陣の稽古がありますのでお先に失礼致しますと言って帰ろうとしたら、
デカおにぎりを作ってくれました。

リフレッシュチャージされる。

いつもありがとうございます。

本日の一言。
「自分の魂をけがす生き方はするなといつも子供たちに言っている。」

星に願いを

昨日は明治神宮の奉納式に参加させていただきました。

明治神宮に限らず神社に行くと自分の気持ちが浄化される気がして好きです。

普段の稽古の前にもいつも神社によるのですが、稽古場での心持ちが全然変わってきます。

以前、近所の神社にお詣りに行ったときに宮司さんと話す機会があって、ここは願い事をする場所ではなくて感謝をする場所だと仰っていました。

その時はよく分かりませんでしたが今はその意味がよく分かります。

私は特別な宗教を持っていませんが、神様を意識すると日常生活が暮らしやすくなります。

人に何かされても、その人を相手にするのではなく、自分はどうするか神様を相手にする感覚です。

似たようなことでマナーや礼儀作法も同じで、
正しいことをしているが、人ができていないことに腹を立てる人がいます。
だいなしな気がします。

できない人はかわいそうなわけで、できてる側で良かったと思えば腹が立つことも無くなると思います。

グッド モーニング

本日は朝から殺陣稽古。

基本稽古を一通り行ったあとに鍔落としの稽古。

相手の袈裟斬りとこちらの柳受けが接触したときの形が大事になります。

これがずれると上手く落とせなかったり、怪我の原因になりますのでまずはスピードよりも形です。

お昼からは柔術稽古。

本日は総合格闘技DEEPのチャンピオン横田選手に来ていただきました。

総合格闘技で五年間負け無し14連勝って恐ろしいです。

得意という小外刈りをかけていただきましたが知らない間に倒されるというのを初めて体験しました。

受け身が取れなかった。

夜の殺陣稽古も同じく柳からの鍔落とし。

刀を払われたり透かされたりしたときの動きかたは刀に体を引っ張られる感覚です。

朝の稽古が終わったあとに小学生の子から

先生なんか元気なさそうに見えたけど大丈夫ですか?

というメールがきた。

なんて気遣いのできる子供なんだ。

寝起きだからというメールは送れない。

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