今回は袴のたたみ方の稽古。
いつの間にか省略していた。
省略して綺麗にたためればいいと思うが、省略したことを忘れてしまって手順通りにたたんでいると思っているのはいけない。
人に教えることになったとき省略したまま教えてしまう。
着物でも袴でもいろいろなもの 「これが江戸の正式な作法ですよ。」と昭和に入って誰かが決めたものが多い気がする。
それが普及して一般的になればそれが正しいとされてしまいますが、多勢に無関係でいたいと思います。
今回は歩き方の練習を行いました。
上級武士と浪人で構えや斬り方が違うように歩き方や走り方でも侍、浪人、忍者と分けることができます。
忍者走りはできるといろいろ使えますので最低限できるようにして、やっぱり侍の歩き方を身に付けてほしいと思います。
説明しただけですぐにできる方もいらっしゃいますが、できない方はできるとこまで戻って一つずつクリアしていけば誰にでもできるようになると思います。
初の組手の練習。
といっても本格的な組手はまだできませんので「肩タッチ」という自分の肩を守りながら相手の肩を触るという、ゲーム感覚で組手の動きを身に付けていくものです。
守らず攻めるだけだったり、相手が来るのを待っていたり、性格がでるので面白いです。
大人はまた別ですが、子供のうちはどんどん攻めていくほうが強くなります。
礼儀作法や思いやりに重点が置かれるようになって空手が弱くなったように感じます。
礼儀作法や思いやりなどは当たり前のことにして、武道として精神的肉体的強さを高めていきたいと思います。
それを両翼として社会に飛び立ってほしいと思います。
今回は斬り上げのリアクションの稽古。
「女性が斬られたらどんなリアクションですか?」
と聞かれて悩みました。
基本的に一緒ですが、確かに顔を隠しても動きで男性か女性か分かりますのでリアクションも違うはずです。
殺陣クラス終了後、空いていた隣の柔道場で練習。
ある程度こんな感じかなというのができたので動画を撮っていただいて自分で確認。
日本舞踊の女形を上手く使うとそれっぽく見えました。
昼クラス
夜クラス
右手の離れ方を意識して引いていたら
「右手のことは考えないで左手の親指を的に向かって押すことを考えて下さい」
と言われたので暫く意識して引いていたら突然当たるようになった。
最後は9連続。
一年以上当たりを捨てて正射に拘ってきたので取り敢えず結果が出て良かった。
でもまだ確信はない。
こうすれば当たるという体の使い方を明確にして人にも伝えられるようにする。
・取りかけたら肩甲骨と胴回りをくっつける。
・第三から親指で押す。
・左肩に壁を作る。