空手が正式に2020年オリンピック種目に決まりました。
私が学生の頃、約20年前からそのうちオリンピック種目になると言われていましたが、今回もダメだった、今回もダメだったと繰り返すうちに、もうダメなんじゃないかという雰囲気になったり、剣道のようにオリンピック種目にするのはやめようという雰囲気になったりしましたが、やっと実現しました。
平成24年に中学校の授業で武道が必須科されました。
これだけ物質的に豊かになった国の人々がが、これだけ満たされていないというのはどうなのでしょうか。
もう武道しかないのではないでしょうか。
文部省もそう思ったのではないのでしょうか。
今は武道の精神性を知る機会があまりありませんので子供たちに武道に触れる機会をたくさん作ってほしいと思います。
中学校で必須科目になったというのは嬉しいですが、幼稚園保育園のうちから武道に触れる機会を作ってほしいと思います。
せめて私の関わる子供たちだけでもと思って地道に活動しておりますが、国がやってくれると高い精神性を持つ子供たち、未来の大人たちが増えると思います。
そんなことを考えておりましたが、オリンピック種目になれば武道に触れる子供たちが世界中に広がるのではないかと期待しています。
まずは回りの人と仲良くしようと考える人が増えるのではないかと期待しています。
今回の立ち回り講習は「カラミ役の刀の使い方について」
お芝居として安全に、相手が受けやすく、かつ本当に斬りにいっているように見せる技術です。
後半はその技術を使って実際に立ち回りを行います。
今までの自分のやり方で立ち回りを行うのではなく、今日やったことをすぐに立ち回りにいかせるかということが上達の鍵になります。
ちなみに先日、全く初めての人に立ち回りをさせたらどうなるのだろうと思い、斬り方も受け方も何にも分からない状態で立ち回りに参加していただきました。
間違えて人の顔に当てたり、怪我をさせてしまう可能性があるので、生徒さんには芯をさせられませんので私が芯をしましたら案の定顔に当てられ、ぷくっと腫れてしまいました。
ルールを知っていないとそんな動きをするのかと大変勉強になりました。
これは極端な例だと思いますが、細かいルールや怪我の防ぎ方を指導者が教えられないと怪我は当たり前に起こるのだなと確認することができました。