五輪書 水の巻14


ー 敵を打つときの一拍子の打ちのこと

敵を討つ拍子に「一拍子」というのがある。

切っ先が相手の体に届くほどの近距離で対決したら、相手の心の準備が整う前に、こちらは体を動かすそぶりを見せず、顔色一つ変えることもなく、刀だけを目にも留まらぬ速さで動かして敵を打つ拍子のことである。
敵が刀を引こう、はずそう、打とうなどと思案する前に、いきなり先制攻撃を仕掛ける拍子、これが「一拍子」である。

この拍子をよく習い覚えて、間合いの拍子を素早く打つ技を鍛錬せよ。

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