五輪書 水の巻17


ー 流水の打ちということ

「流水の打ち」と言って、敵と相対していて競り合いになり、敵が速く退こう、はずそう、刀を早くはねのけようとするとき、こちらが心も身も悠然と構えていると、刀もそれについてくるので、いかにもゆっくりとした動きで、いわば川の流れが淵で淀むかのように、大きく打つことである。

この打ち方を習得すると、「確かに打ちやすい」と手応えを感じるはずだ。
ただし、その際には敵の腕をよく見極めることが大切である。

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