弓具店の会長さんから名の入った木刀をいただいた。
思い出の詰まっている大切な木刀のようでずっと保管していたようだが、私が使うならと譲ってくださった。
木刀を握りしめながらこんな大切なものをいただいていいのかと思っていると
「皆の前で何かやってよ。」
「えっ?」
「皆に殺陣を見せてやってよ。」
「何でだよ!」
危なくタメ口で突っ込むところだった。
「はい、大丈夫ですよ。」
「10分位何かできる?」
「長いな!!」
危なくタメ口で突っ込むところだった。
「型がありますのでそれをやらせていただきます。」
会長さんの頼みを断れるわけもなく私は弓道場で突然23手を披露することになった。
久し振りに全力で動いたが、反応はまあまあだった。
良しとしよう。
・呼吸を下げる
・引き分け始めを後ろに
・無我