最初の一手は必ず当てたい。
空手の子供たちによくさせていましたが、準備運動もせずに始まったらすぐに組手や型をさせる。
心の準備も体の準備もできてなくても1回で百パーセントだせるか。
よく言っていたのは、お侍さんの時代に突然相手に斬りかかられたとき、「ちょっと待って 今体操するから、イチ ニ サン シ」て、待ってくれない。
すぐに斬られる。
笑いのできるお侍さんならノリツッコミで斬るかもしれない。
弓も一発で仕留めたい。
その後は技術を上げるためにいろいろ試す。
本日は皆中して幸先が良かったが、途中から当てにいっても全然当たらなくなった。
引くときに右に傾いていたようだが自分では全然気が付かなかった。
自分を見る目がまだ弱い。
当たらないときは呼吸も雑になっている。
以前に少し書いたと思いますが、動きに奥義があるとすれば呼吸。
大きい話で言うと、火事場の馬鹿力を意識的に作り出す。
人間の体は30%しか使われていないというがそのリミッターを外す呼吸法。
身近なことで言うと、何かの本番の時にピークパフォーマンスができる状態に心と体を持っていく呼吸法。
格闘技の試合の前や芝居の舞台の前に、高かったら下げて低かったら上げて丁度いい緊張状態に持っていくようにする。
動いているときも常に呼吸を意識することで体のコントロールが効きやすくなる。