牛乳は体に良いのか悪いのか


昨日ある方と話していて、結構体に気を使っている方なのですが牛乳の健康問題を知らなくて、意外と知られていないのだと思ったので今日は牛乳について書きます。

日本人が体に良いと思い、学校給食でも毎日飲んでいた牛乳が実は体に良くないという噂があります。
衝撃ですよねこれ。
もしこれが正式に証明されたら、今まで体の為や身長を伸ばそうと思って頑張って飲んでいたのは何だったんだということになります。

現在多くの学者が牛乳は体に良いのか悪いのかを研究していて、牛乳は病気のリスクを上げるという研究結果と、リスクを減らすという研究結果が両立しています。

悪いという研究結果で言うと、日本人の80%以上は乳糖不耐症のため乳糖を分解出来ず、大腸まで達した乳糖が悪玉菌によって分解・発酵代謝され、腸内がアルカリ性に傾き病気を誘発するという事です。

更に牛乳を飲むと骨粗鬆症になるという研究結果もあります。
牛乳を飲むと血中カルシウム濃度が急激に上昇するので、体は血中カルシウム濃度を通常値に戻そうと必要以上にカルシウムを尿に排泄してしまって、カルシウム不足になるということです。

そもそも牛乳は子牛を育てるための母乳で、人間には関係ないという意見もあります。
人間以外の動物は、母乳と水しか飲まないということです。

ただ歴史を見ると、紀元前9000年頃にはヤギやヒツジのミルクを飲んでいて、紀元前3000年頃から現代に至るまで牛乳が飲まれています。

そんな牛乳の栄養成分を見てみると、ご存じの通りカルシウムを多く含みますが、それだけではなく、たんぱく質、脂質、たんぱく質の3大栄要素を含み、更にビタミン、ミネラルがバランス良く含まれている準完全栄養食品です。

更に牛乳に多く含まれるアミノ酸のトリプトファンは、脳内でセロトニンに変わりますので精神を安定させる作用があり、夜には睡眠ホルモンであるメラトニンという成分に変化します。

というわけで、現時点では良いか悪いかはっきり分かりません。

こういう両意見がある食品は他にもありますので、それを分かった上でどっちを選ぶかということが大切になると思います。

因みに私はコーヒーや紅茶と同じ感覚で嗜好品として飲む程度です。

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