カテゴリ:ブログ

実行委員会

実行委員会が大変だと何度か書いていますが、本番も続きました。

朝9時に集合してミーティング後、
あとはそれぞれの楽屋で自由にされて下さい。
と言ったら、

「私の楽屋どこですか?」

はぁ?

委員会の時決めたじゃないか。
何でその時覚えようとしていないんだ。

全くどんな脳してるんだ!

場当たりが始まっても一組来ない。
呼びに行くと、

「場当たりは無しでいいです。」

じゃあ先に言えよ!

「あ、最初の入り方変えたんですけどいいですか?」

駄目なんだよ!

変えたなら尚更場当たりが必要なんだよ!

どんな脳してるんだ!!

受付の時間になっても一人来ない。
呼びに行くと、

「腰が痛い。」

ん~

どんな脳してるんだ!!!

しょうがないので私が受付に座って、暫くすると次の順番の人がやって来て変わってもらった。

暫くすると、受付に誰もいなくなっている。

しょうがないので私が受付に座って、暫くするとその人が戻ってきた。

「友人が出るから観に行ってたの。」

ん~
ん~~

どんな脳してるんだ!!!!

最後の演目が終わったら先に集合してミーティングをして解散後、着替えや片付け等をして下さい。と言っていたが、殆ど来ない。

どんな脳してるんだ~!!!!!

持病

今日は林先生が午後2のクラスの講師に入ってくれて、稽古に行ってる刀の道場もコロナで中止になり、久し振りに午後の時間が空いたので、数年前に生徒さんだった方が講師をしている剣舞の舞台を観に行きました。

剣舞と言いましても普通の剣舞ではなく、剣舞と色んな物を融合させたような、エンターテイメント剣舞という感じで、魅せる動き満載で楽しく観れました。

出演者が何人もいるなか、やっぱりすぐ目が行く人がいます。

演者の精神性と物理的な動きの両方大切ですね。

で、夜10時頃、家に着く前に買い物して帰る途中、女の人が道端でうずくまっている。

「大丈夫ですか?」と声をかけても、返事が無く、しかも呼吸が凄く荒い。

熱中症で倒れたのか何か分からないが、持病があるかもしれないし、念の為救急車を呼ぶ事にした。

電話をかけたらすぐに繋がると思ったら、なかなか繋がらないんですね。

ワクチンの影響で自宅で具合が悪くなり、救急車を呼ぶ人が多くなって救急車が忙しくなったとは聞いていたが、1分以上繋がらなかった。

やっと繋がったと思ったら、電話越しに凄く疲れているのが分かる。

電話で色々状況を聞かれたが、通りがかっただけなのでよく分からない。

「何歳位の方ですか?」と聞かれたので、あらためて女性の顔を見ると30代後半に見えたが、一応「30代位です。」と答えた。

そしたらうずくまったまま女性が小さな声で「さんじゅうに」と言った。

私を笑わせようとしてるのか。

女性に「大丈夫ですか?」と聞いたらまた何も答えない。

どうなっているんだ。

何で年齢だけ答えたのだ。

とりあえず救急車が来るまで様子を見ていると、もしかしてと思って、「お酒を飲んでいますか?」と聞くと、小さな声で「飲んだ。」と言った。

ただの酔っ払いだった。

夏がくうれば思い出す~♪

夏が来ると毎年思い出す事があります。

私が大学3年の頃だったと思います。

通っていた空手道場で合宿をすることになりました。

以前は毎年行われていたようですが、脱走が多いため中止になったようです。

しかし私達が道場に参加するようになったので、久し振りに合宿を再開しようということになりました。

大学の空手部からその道場へ何名か通っていたのですが、合宿が地獄絵図になることは分かっていたので、キャプテンの私と副キャプテンの二人しか参加しませんでした。

ということで夏休みの8月に、私達大学空手部、道場に通っていた高校空手部(男女)、一般道場生で3泊4日の合宿をすることになりました。

道場の一般の方も参加しますが、メインは私達空手部のレベルアップ。

合宿を道場で行うのはいいが、夜も道場で適当に寝ろという、今なら絶対に参加しない合宿です。
勿論エアコンも扇風機もありません。

まず初日。
ひたすら基本稽古。
ひたすら突いて端まで行って戻ってくる。
とにかく腰を落とさせる。
頭が上がると爆弾が飛んでくる。
とにかく全力で突かせる。
弱くなると爆弾が飛んでくる。

初日の午前中でもう帰りたい。

午後もひたすら基本稽古。

締めはスクワット300回。

これはまだ平気だったが、筋疲労の蓄積があるので既にグロッキーな人が結構いる。

夕方に稽古が終わってお風呂に入ってご飯を食べて寝る。

暑くて寝れん。

二日目。

朝起きると、男子高校生が一人しかいない。

5人脱走。

残った一人凄い。

女子は全員いる。

二日目は基本稽古と型と組手。

暑いとか、きついとか、休みたいとか、できるだけ感情を持たずに、ただ体を動かすことを覚えた。

締めはスクワット400回。

何とも思わない。

三日目。

朝起きたらいきなり山の頂上まで走ってこいと言う。

そんなに高い山ではないが、道場から走って2時間はかかる。

一歩も歩くなと言う。

私は副キャプテンと共に先頭を走っていた。

坂道を走るのはきついが、時間制限が無いので自分のペースで走れるし、まあ何とか頂上まで歩かずに行けるかなと思った。

頂上に着くと暫く休んで、帰りは歩いていいということだったのでゆっくり坂道を歩いていた。

暫くすると、残りのエネルギーが2くらいしかなさそうな顔をしている男子高校生が坂道を走ってくるのが見えた。

そんな状態でも歩かずに走るなんて根性あるなと思ったら、後にコーチがいる。

高校生が力尽きて立ち止まると、後からコーチが思いっきり蹴る。

その反動で走り出す。

暫くすると止まる。

後から蹴る。

反動で進む。

やがて止まる。

反動で進む。

止まる。

反動で進む。

流石にもう無理だと思ったが、蹴るとちょっと進む。

コーチの前蹴り強化トレーニングになっている。

そのまま見えなくなるまで登っていった。
蹴られていった。

それから30分位経って、凄い勢いでさっきの高校生が走ってきた。

何とか頂上まで辿り着いたようだが、何で走っているんだ??

びっくりしてその高校生を止めて、帰りは歩いていいって言ってたし、午後の稽古もあるから体力を温存したほうがいいよ。

と言ったのだが、

興奮状態で、

「大丈夫です!頑張ります!道場まで走って帰ります!」

と言って、いくら止めても聞かない。

しょうがないので先に行ってもらって、私達はゆっくり道場まで歩いていった。

そして道場に着くと、入口でさっきの高校生が倒れている。

コーチが手当てをしているが意識が朦朧としている。

大丈夫か?と声をかけると、一瞬目を開けるが、何も言わずまた目を閉じる。

言わんこっちゃない。

なんで走ったんだ?

その瞬間、

ろうそくだ!!

と思った。

ろうそくは燃え尽きる前のほんの一瞬、炎が大きく燃え上がると言うが、まさにこれだ!

人間ろうそくだ!

ろうそく人間だ!!

口にすればウケると思ったが、コーチに殴られそうなので口にするのは控えた。

その後一度も彼を見ていない。

そして午後の稽古。

ボコボコボコの組手の稽古。

勿論コーチたちは手加減してくれているのだが、私達は既に力が出ない入らない状態。

そしてやっと組手が終わり、締めのスクワット。

初日300回、二日目400回だったので、今日は500回かと思っていたら、

「終わりと言うまでやっとけ。」

と言う。

言われるまま早速スクワットを始めたが、いやいやこれ物凄くきつい。

ゴールが見えないままのスクワットは精神的にかなりくる。

一応私達は数を数えながらスクワットをしていた。

これまでの蓄積もあるので300回くらいで既に限界にきている人もいる。

女子は泣いている。

泣いて立ち上がれなくなる。

バケツの水をかけられる。

ひしゃくの水ではなく、バケツの水。

いつの間にか水が入った大きなポリバケツが置いている。

それでも何とか全員でスクワットを続け、400回が過ぎた。

泣いてるしもう無理だし、500回で終わりと言ってくれるのではないかと、何となく皆が淡い期待を抱いていた。

そして500回が近づくにつれて、私達のテンションはだんだん上がっていき、かけ声もどんどん大きくなってきた。

泣きながら大声を出してスクワットをする。

何か妙な連帯感が生まれてきた。

普段から皆で練習をしてきたが、始めて感じる一体感。

そして全員で500!!!と言ったが、コーチは無反応。

私達は一瞬気が緩んでスクワットも止まりかけた。

その瞬間、「まだ終わりって言ってないぞ!」とコーチが言った。

連帯感も一体感も、
そんなの関係ねえ。

そこからは地獄絵図。

女子は全員泣いてしゃがみ込んで水を掛けられて、コーチに襟を掴んで無理やり立たされる。

立たせては倒れ、立たせては倒れの繰り返し。

逆起き上がりこぼし。

副キャプテンはしゃがんだ状態からなかなか上がれないので、下からお尻を思いっきり蹴られる。

反動で上がる。

しゃがむ、上がれない、プルプルする、蹴られる、反動で上がる。

繰り返し。

私はそれが可笑しくて副キャプテンをずっと見ていた。

目が合って、

「見るな!(怒)」

と言われた。

私は目を逸らしてスクワットを続けたが、やはり副キャプテンの事が気になる。

この副キャプテン、普段プライドが高く、カッコつけなのだ。

いつも髪型がキッチリ決まっている。

大学生なのにセカンドバッグを持っている。

試合で負けたあとも何事も無かったようにコートからクールに戻ってくる。

それが今、苦悶の表情を浮かべている。

泣きそうになっている。

髪型がペタッとなっている。

再び目が合うと

『見るなお前!(怒)』

と言った。

見るなと言われても気になる。

チラッと見ると、ずっとこっちを睨んでいる。

スクワットのきつさや怒りを全部私にぶつけて発散させてるようだ。

女子は水か汗か涙か鼻水か雨か分からないずぶ濡れの状態、副キャプテンは蹴られ続け私を睨み続け、私は副キャプテンを時々チラッと見る。

そして1,000回でやっと終わりと言ってくれた。

やっと3日目が終了。

合宿はもう1日あったのだが、3日目が強烈過ぎて4日目の記憶が殆ど無い。

その後合宿に参加したメンバーは大会に出てもそれなりの成績を残すことが出来たが、元々成績を残していた人が合宿に参加した気もする。

私は合宿前から練習が好きで、いつも早めに行って一人で練習をしていたが、合宿のあとからちょっと練習が嫌いになった。

合宿というのも嫌いになった。

以前古武道の教室に通っていた時、合宿をするという話になった。

「大城さん合宿に参加しますか?」

と聞かれて反射的に

「行かんよ!」

と強い口調で言ってしまい、相手をびっくりさせてしまったことがある。

体育会系の人ってほんとに合宿が好きだよなと今でも思う。

今後私はいかなる合宿にも参加することは無いと思うが、もし殺陣教室で合宿をする事になったらスクワット1000回やらす。

十数年ぶりの沖縄料理屋

ふと何となく沖縄料理屋に行きたくなった。

この十数年そんなこと思ったこともなかったし、たまに誰かが、どこどこで沖縄フェアーやってるよ!と教えてくれることもあったが、えっ行きたい!と思うこともないし、たまに誰かが有益な沖縄の情報を教えてくれることもあるが、特別興味もないし、普段はそんな感じなのだが何故か急に行きたくなった。

行くとなったらやっぱり、十数年前よく行ってた銀座の沖縄料理屋だ。

十数年前、私は人生に苦しんでいた。

そんななか、たまにここに来て元気をもらっていた。

ネットで予約を入れると、当日がだんだん楽しみになってきた。

以前はネット予約もなく、

「今から行きたいのですが空いてますか?」

と電話をかけていた。

すると店員さんは私が名乗る前に

「大城さんですね、席を取っときますので大丈夫ですよ。」

といつも言ってくれた。

そして当日、店の前に来ると、やはり変わらない一枚板の大きな看板がある。

ただ、以前より少し小さく古めかしく見えた。

中に入ると、やはり変わらず沖縄の音楽が聞こえてきた。

そして店員さんの案内してくれた席に着いた。

十数年前よく座った席だ。

私と同じように一人で来ている人も多く、一期一会の出会いも多かった。

見知らぬおじさんに、ゴーヤーチャンプルーとオリオンビールをご馳走してもらったこともあった。

店員さんが注文を取りに来たので、ゆしどうふとゴーヤーチャンプルーとシークァーサージュースを頼んだ。

ゆしどうふはゴーヤーチャンプルーと並び、私の大好きな沖縄料理だ。

優しさが詰まったような味で、よくお婆ちゃんが作ってくれた。

ゆしどうふが運ばれてきてきて、十数年ぶりにその味を口にした。

入ってきた時から思っていたが・・、

何の感情も湧かない!!

私は十数年ぶりに懐かしいお店に来た!

しかし何の感情も湧かない…!

懐かしいお婆ちゃんの味を食べてみた!

何の感情も湧かない…!

苦しいとき元気をもらった店に十数年ぶりに来た!

しかし何の感情も湧かない…!

私の感情はどうなってるんだ。

近所のドトールに来たくらいの感じ。

ゆしどうふを食べてもミラノサンドBを食べてるくらいの感じ。

私の感情はどこへ行ってしまったんだ。

何でふと何となく沖縄料理屋に行きたくなったんだ?

何で私はここに来たんだ?

芸術祭実行委員会3

空手のあと急いで委員会。

このまえのブログでも書いたが、今回も大人たちが子供。

今日は皆の出捌け表を確認して、後日舞台さんと打ち合わせをしなければならないので、結構重要な事だし確認に時間もかかるし、できるだけ他の事はサッと決めていきたいのだが、相変わらず何もやりたがらない。
だんまりを決め込む。

その後、DVD撮影の話になって、

「前回頼んだ方に今回も頼もうと思いますがいいですか?」

と言うと

「あの人下手だから嫌だ。」

「私もそう思う。」

「別のとこがいいわ。」

急に口を開く。

「他にどこかあてはありますか?」

「あては無いけど…」

じゃあ何も言うな。

「パンフレットの色を決めたいのですが、特に希望が無ければ前回黄色だったので今回はブルーでいいですか?」

「私ピンクがいいわ。」

「私オレンジ。」

「私もピンク。」

「赤。」

「グレーはどう?」

グレーはない!

何も言うな。

とりあえず全部決めて何とか終わった。

ブルーになる。

error: Content is protected !!