コラム一覧

日本刀の歴史

【縄文時代】 日本人が使用した最も古い刀剣は縄文時代の刀剣で、三内丸山遺跡や橿原遺跡等、多くの遺跡から出土しております。 当時の刀剣は石剣や石刀で、武器ではなく祭祀の時に使われていたのではないかと考えられています。 【弥生時代】 弥生時代初期には中国から朝鮮半島を経由して銅剣が日本に伝わり、中期には鉄剣が伝わります。 日本では中期頃から銅剣が作られ始めますが、この時代も武器としてではなく、権力を象 …続きを読む

剣術と剣道の声

よく受ける質問の中に「斬るときに声を出したほうがいいのですか?」という質問があります。 剣道は声を出しますが、剣術は声を出しません。 その違いは何なのでしょうか。 剣道の競技中に声を出すということは、声を出した方がメリットがあるから声を出すのだと思います。 自分を奮い立たせたり、恐怖心を払拭したり、相手を威嚇したり、様々なメリットがあると思います。 では何故剣術では声を出さないかと言うと、声を出さ …続きを読む

居合刀と模造刀(模擬刀)の違い

真剣ではない刀を模造刀といいますので、居合刀も模造刀に含まれるのですが、一般的な定義で説明致します。 刀身はどちらも亜鉛、アルミニウム、銅などの合金制ですが、「砂型鋳造法」と表記されているものは殆どが居合刀です。 砂型鋳造法は砂を材料とした型に、溶かした金属を流し込んで重力を利用して時間をかけじっくりと製造される為、刀身内に空気が含まれにくく材料の密度が高くなり、強度が高く安全性の高い刀身になりま …続きを読む

居合刀・模造刀(模擬刀)の手入れ

真剣の刀身は鉄製で錆びるため手入れが必要ですが、居合刀・模造刀(模擬刀)の刀身は合金製で、更にメッキ処理が施されているで基本的には錆びません。 目釘を外しての手入れも必要なく、殺陣の練習で使う程度でしたら汚れた時に綺麗な布で拭うくらいで十分です。 十分ですがより綺麗な状態を保つために簡単にでも油をつけるといいと思います。 ティッシュペーパーで刀身の油や汚れを拭い取り、次に刀用の油を染み込ませたティ …続きを読む

殺陣と剣舞の違い

どちらも刀剣を使うものですが、 剣舞は刀剣を使った舞踊で、 殺陣は刀剣を使ったアクションシーンです。 剣舞とは簡単にいいますと、唄に合わせて刀剣を使って舞うことです。 つまり舞踊です。 剣舞の起源は定かではなく、悪霊を鎮める踊りから発展したものや、戦国時代に武士が日本刀の所作を舞いにして士気高揚させたことから誕生したものがあります。 その剣舞を明治初期に日比野雷風が剣術の型や刀法を取り入れて体系化 …続きを読む

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