昔スタイルの一汁三菜が出てくる店が殆ど無くなったが、やっと見つけてたまに来ている。
「窓際へどうぞ」と案内されたが、景色が全く楽しめない。
暫くして一汁三菜ランチが届いたが、以前はちゃんとあった壺椀と平椀の蓋が無くなっている。
飯椀や汁椀と違って冷めるものではないから蓋がなくてもいい気がしたと思うが、そうじゃないのよ。
文献を見て江戸の食を再現したと謳ってるんだから。
とは言うものの、お膳に1汁3菜が出てくるこのスタイルはとてもありがたい。
稽古としての食事。
食べる順番が決まっている。
飯椀の持ち方も決まっている。
汁椀の持ち方も決まっている。
汁椀一つにしても、汁を飲んで具を食べて汁を飲む。そう決まっている。
汁を飲むときのお箸の位置も決まっている。
お箸の持ち替えもある。持ち替え方も決まっている。
お箸は箸先1寸しか使ってはいけない。
いつもイライラする。