


今月も飛行機の中から。
毎月同じ時間の同じ便に乗っているのでCAさんとも顔馴染みになってきた。(一方的に。)
座って出発を待っていると、悪そうな奴が歩いてきた。
型通りの悪い歩き方をしている。
型通りの悪い服装をしている。
型通りの悪い髪形をしている。
私の目の前で止まり、荷物を上に入れると、私の隣に座った。
座った瞬間「狭っ!」と言った。
そして立ち上がると、
近くにいたCAさんに「狭いね!」と言った。
そんな事を言われても困ると思う。
案の定困った顔をしている。
申し訳ございません。と言っている。
試しに「だったらファーストクラスに乗りやがれ!ボケッ!!」と言ってみてほしい。
ブツブツ言いながら席に座った。
座ると、靴を脱いで真っ白な綺麗なスリッパに履き替えた。
靴下も真っ白だ。
型破りだ!
暫くすると貧乏ゆすりをし始めた。
型通りだ。



稽古の前にサンマルクの2階で本を読んでいたが、両隣の厄介に挟まれている。
店の2階に上がると、まあまあ混んでいたが、奥から2番目のテーブル席が空いていたので座った。
10分位すると左の席が空き、更に10分位して右の席も空いた。
直後に60代位の男女2人が入ってきて、私の両隣に座った。
一瞬えっと思ったが、サークルか何かの帰りで、あとから他にも来るのだろうと思い、席を代わろうかと思ったが、誰も来ない。
そしてずっと私を挟んで会話している…。
何故この人達は同じ席に座らないのだろう。
店内もまあまあ混んでるし。
他の客も1人で2人掛けのテーブル席に座っているから、自分達も2人で2テーブルで問題ないという平等主義者なのだろうか。
その理屈で構わないが、私の頭の上で斎藤さんの話をしないでくれ…。
斎藤さんではなく、齋藤だというのはどうでもいい。
私が齋藤さんの可能性もあるということも考えているのだろうか。
こいつらの価値観はほんとに理解できない。
もしかしてこいつらZ世代か。
そろそろカフェ法を作ってほしい。
第一条:何人たりとも人の頭の上で斎藤さんの話をしてはいけない。(齋藤、齊藤、斉藤を含む)
第二条:パソコンや電話等、他の客の迷惑になるような大きな声を出してはならない。
*パソコン会議や電話は、1畳程の専用部屋がございますので、全員そこで大声でお話し下さい。
第三条:トイレやテーブル等、使ったあとは綺麗にしなければならない。
*汚しっぱなしを発見した場合は、即刻コーヒーを2リットル一気に飲んでいただきます。
第四条:イヤホンから漏れる大音量迷惑音の禁止
*大音量の音漏れで隣の客の迷惑になっている場合は、ヘタクソが歌うライオンハートをイヤホンで2時間エンドレスで聞き続けていただきます。
第五条:周囲の客に対して、自分は凄い仕事をしているという演出の禁止
*電話やパソコン、キーボード音を使って、自分は凄い仕事をしているとアピールした場合は、おでこに「暇」と書かせていただきます。


今回は那覇市のビーチ沿いにある穴場的なホテルに宿泊。
すぐ隣は賑やかな波の上ビーチがあるが、こっちは静かで夕暮れ時が最高。

んで今日は波の上ビーチで早朝ビーチヨガ。

寝っ転がって目を閉じると、空気に溶けそうになる。
沖縄食堂でゴーヤーを食べたあとは沖縄県立博物館へ。
那覇市民歴史博物館では王家の宝刀展を開催しているが、こちらは常設で沖縄の歴史を丸ごと学べるようになっているので、かなりお勧めです。

王家の宝刀
毎月1回学芸員による解説会がありますので、それに合せていくのもお勧めです。
殺陣教室まで少し時間があるので近くのチョコザップへ。

東京のチョコザップと比べると笑っちゃう位広々空間。
初めてカラオケがある店舗に入ったが、音漏れが結構あるので、無理やり他人の歌を聴かされる。
ウルフルズの元気が出る曲ならいいが、山崎ハコさんの曲とかが流れてきたら心配になってしまう。
「コンコンコンコン 釘をさす
コンコンコンコン 釘をさす
わらの人形 釘をさす
自分の胸が痛くなる」


それにしても飛行機って毎回遅れるね。
昨年から10回以上飛行機に乗っているが、一度も時間通りに飛んだことがない。
毎回30分以上遅れるのは分かっているのだから、出発時間を30分遅らせばいいと思うのだが、そうはできない事情があるのだろうか。
それにしても今回は酷かった。
まず11:30出発予定が11:50になった。
これくらいは気にならない。
11:40になるとアナウンスが流れた。
「オーバーブッキングしてしまい、次の便に移っていただける方を3名様募集しております。」
どういうこと〜!
3名ブッキングもおかしいけど、11:50に出発予定てどゆこと〜!
今40分だけど、今から移ってくれる3名が現れるのを待って、乗客を案内して、ドアモードをアームモードにして相互確認して、非常時のビデオ見せて、50分に出発できる〜?
3名いなければどうなるのこれ。
私は急いでいないので、あとの便に移動してもいいですよと伝えると、一万円もらえた。
ラ、ラッキー!
とりあえず急いで用意しましたって感じで、使い古しの封筒に五千円札が2枚入ってる。
あと1時間後の出発になると言うが、どうせこの飛行機も1時間近く遅れると思うので、あまり変わらない。
移動してもいいという方がもう一人来て、あと一人だ。
あと一人だが、いくら呼びかけしても誰もいない。
何人かのお客さんが、もう一人来るまで出発しないんですか?とぶちキレている。
せっかくの沖縄旅行で少しでも沖縄に長くいたいのにこんな理由で出発が遅れるのは困るという理由も分かる。
圧力に負けて、一人オーバーブッキングのままお客さんを案内し始めた。
その間も一生懸命呼びかけている。
結局移動してもいいという方はいなかったが、どうなったのだろう。
私は一万円を握りしめて普段入らないブティックの奥にある高そうなカフェに入った。
暫くして搭乗口へ向かうと、また何やら慌ただしく案内している。
「オーバーブッキングしてしまい、次の便に移っていただける方を4名様募集しております。」
ふ、増えてる〜!
さっきより一人増えてる〜!!
どうなっているんだジャル〜!!!
もう一度あとの便に移動したらまた一万円もらえるのか?
きっとその次の便もオーバーブッキングだからまた一万円貰える!
最終便まで移動すれば10万円位稼げるんじゃないか。
上手く交渉すれば30万円位儲けられるんじゃないか。
と思ったが、私もこれ以上は待てないので、そのまま乗ることにした。
最初の予定の飛行機では足が伸ばせるいい席を取っていたのだが、変わった席は真ん中の席になってる。
最悪だ。
席に向かうと肩幅の広い男が窓側と通路側に座っている。
最悪だ。
私は頑張って間に入った。
この飛行機の中で一番人口密度が高い気がする。
