月別ページ:2014年7月

柔術教室

今回は絞め技の極め方と防ぎ方を行いました。

道衣を掴んでの絞め技は手首の使い方がポイントになります。

最初はどうしても腕で道衣を引っ張るようになってしまいますが、腕の力はあまり使わず手首の返しと体を引き付ける力で極めるようにします。

基本の「絞り」の動きですね。

ディフェンスは相手の両手の間に自分の手を入れることですね。

これでほとんど防げます。

次回は下からの腕十字の極め方を行います。

どなた様もお気軽にお越しください。

西横浜駅 徒歩 4分 スタジオJOH  

フォーチュン ベゴニア 赤色

 

殺陣之助

今回は夕方のクラスで初めて立ち回りをやってみました。

普段の対面稽古を応用した立ち回りですので このメンバーならできるだろうと思っていたのですが想像以上でした。

立ち回りの手だけを付け、シンの登場の仕方やカラミの行く手の阻み方、最後の納刀の仕方などは自由にやっていただきました。

各パートの動きを何度か練習し、最後に皆が見てる前での本番一発勝負。

各々が自由に芝居を付け、台詞を付け、それでいて一体感があり、動きも綺麗にうまくいき、自然に拍手が起こりました。

立ち上げ当初から参加のご婦人からも 最近のテレビで見る時代劇よりよっぽどいい と嬉しいお言葉をいただきました。

ご自分の殺陣教室をお持ちのTさんは別格として、他の3名は今年の4月から始められた方で、シンもカラミもここまでできることに私も驚きました。

もしかして普段から街を歩きながら立ち回りのイメージトレーニングをしているのかもしれない。

青空には小鳥が唄う

ゼラニウムが咲きました。

どうにか室内で咲いてくれないかといろいろ工夫をしながら置いていたのですがやっぱり咲きませんね。

7月に入って諦めてベランダに出したら綺麗な花が咲きだしました。

光が好きな植物、薄明かりが好きな植物、暑さが好きな植物、寒さが好きな植物、風が好きな植物、湿度が好きな植物、条件が合わないと花は咲かない。

それなりに育ちはするが 花は自分の場所でしか咲かない。

いつも植物を人間、人生に置き換えて考える。

4月に種を蒔くものを今の時期に蒔いても芽は出ない。

たった三ヶ月ずれると花は見れない。実も付かない。

水を与えないと植物は枯れる。

与えすぎても枯れる。

肥料を与えると綺麗な花を咲かせる。

与えすぎると枯れる。

一度弱った植物はすぐに花を咲かそうとはしない。
幹を太くし葉を増やし、しっかり根を張り、力を蓄えてから花を咲かせようとする。

水さえ与えていれば元気に育つ植物。

手が掛かる植物。

すべて大切。

えいっ!と飛び込む

稽古が始まる前に1人で帯刀受け身をおこなってみた。

帯刀した状態で両手がフリーだと問題ない。

続いて 抜刀して右手は刀を持ち、左手は鞘を持ってる状態で行おうとすると 床の固さが気になり、左手で床を抑えることもできないので躊躇いが出てくるが、まあ問題なくできる。

最後に両手で刀を持った状態から行おうとすると少し恐怖心がでる。

柔道場だと問題ないだろうが固い床に恐怖心が出るようだ。

さらに鞘の操作が難しい。

前に倒れるので手を付きたくなるが、倒れる前に鞘に手をかけ 刀を持った右手から付かなければならない。

そしてすぐに鞘を調節して綺麗に起き上がる。

立ち回りで使うと面白そうだ。

恐怖心は厄介だ。

運動能力が一気に落ちる。

バク転が一番分かりやすいと思う。

バク転はある程度運動能力があれば誰でもできる動きなのだが やってみようとすると後ろに飛ぶという凄い恐怖心が出てくるので多くの人はできない。

因みに またまた私の殺陣の先生の話になるのだが、

私が恐怖心でバク転ができないでいるとき、先生が「テレビの仕事で立ち回りやるんだけどでてみるか?」と言うので、「はいお願いします 」と答えると 数日後、私は先生が斬ってきた刀を 手に刀を持ったままバク転で避けなければいけないことになっていた。

スタジオに入り、沢山のスタッフに囲まれ、カメラがまわり、本番が始まり、いよいよ「僕はバク転ができません」と言えない状況になった。

先生の刀が私の足に向かってくると私は無意識にバク転をしていた。

それからは普通にバク転ができるようになった。

たまたまうまくいった話だ。

芝居

バレエを初めて1年位が過ぎたある日、当時の殺陣の先生に「知り合いのバレエの公演があるんだけどでてみる?」と聞かれたので「はい、お願いします。」と答えると、数日後バレエ団の方から電話がかかってきた。

その方は出演にあたって幾つかお尋ねしたいことがあるのですがと前置きすると、

女性「バレエ歴はどれくらいですか?」
私    「5年位です。」
女性「・・・」

たった5年と思っているようだが実際は1年だ。

女性「何々できますか?」
私「はい、できます。」

何かの技の名前をいっているようだが全くわからない。

女性「では何々はできますか?」
私「はい、できます。」

これもわからない。

女性「ではお願い致します。」
私「はい、よろしくお願い致します。」

ということで出演が決まった。

そのバレエ団はある地方の有名なバレエ団で、今回の公演はプリマが2代目に代わる大切な公演なのだが、男性があまりいないため全国から踊れる男性を数人呼び寄せたらしい。

その中にバレエ歴1年の私がいた。

私も悪いが、私の先生はもっと悪い。

公演の三週間前に集まって三日間で振りを覚えて、一週間前に再び集まって稽古して本番を迎えるという日程である。

全ての交通費(飛行機)、宿泊費、稽古のギャラも出る。

そして全国から呼び寄せられた男性ダンサーとの初顔合わせ。

簡単に自己紹介をすると、劇団四季で踊ってましたとか、有名バレエ団で現役で踊っていますという方たちばかりだ。

そんななか私は近所のバレエ教室の名前を出した。

皆顔を見合わせている。

当然誰も知らない。

そこから私の長い苦しい芝居が始まった。

早速稽古が始まるということでウォーミングアップ。

男性ダンサーたちはピルエットを何回まわれるかという勝負をして楽しんでいる。

これがバレエのコミュニケーションの取り方なのか。

10回転位するとそのバレエ団の方たちから歓声が上がる。

コマのようだ。

ちなみに私の実力は1回転半位だ。

見た感じバレエ団約50名を含めた中で私が一番下手だ。

私はできる限り動かず、ひたすらストレッチをしていた。

続く。

続かないかもしれない。

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