2022年10月17日

第34回勝手に選手権

今回は「下段脇構え」

脇構えというと中段のイメージですが、それの下段の構えですね。

いわゆる自分の刀の長さを相手に見せないという構えですね。

そうすると相手は間合いが分からないという構えですね。

これ嘘だと思います。

2メートル位の刀が飛んで来たらびっくりしますが、2尺2寸5分の刀でも2尺5寸の方でもパッと見て分かりますし、一太刀目のあと脇構えに構える意味が無くなるし、鞘の長さもあるし、鞘を差していなければ警戒するし、刀の長さを見せないように相手が出てきて動いても動いても一生懸命刀の長さを見せないようにしていたら面白いし、時代小説に書かれたことがまことしやかに伝わったのではないでしょうか。知らないけど。

まあでも剣術の構えだと刀を見せない、殺陣の構えだと刀を綺麗に見せる、
ということで良いのではないでしょうか。


土曜午前のYさん

刀を長く見せ腕の詰まりもないので綺麗に見えますね。

同じくSさん

刀身を上手く隠してしかも中段に構えているのか下段に構えているのか分からずこれは剣術的になかなか良い構えですね。

同じくWさん
刀＋袴で足先の動きまで隠して剣術的に良いですね。

土曜午後のIさん

柄からも刀身の長さが想像しにくいし、良いですね。

日曜午前のKさん

的が小さくなりますので完全半身を取る流派もありますし、これも良い構えですね。

日曜午後１のHさんKさんYさん

3名とも上手く刀身を隠しています。

同じくKさんFさん

刀を綺麗に見せてるし腕から刀のラインも綺麗で構えとして良いですね。

日曜午後2のSさん

体の縦線も綺麗に取ってて良い構えですね。

今回は11名がノミネート。

発表します。

第34回勝手に選手権、

「誘い上段」、

優勝は、

日曜午前のKさん！おめでとう！！

今回はノミネートが多くて一人に決めるのが難しくて悩みに悩んだ末、個性的な構えのKさんに決定致しました。
完全半身だとデメリットもありますが、それを感じさせない自然な構えでした。

次回は「上段霞」です。