毎日鏡で自分の顔を見てはいるのですが、改めてじっくり見てみると自分が知ってる顔とだいぶ違ってる。
生まれてけっこう経つのでそれはいいとして、目が変わってきている。
昔から視力が悪く目に力を入れてものを見ていたのか よく「怒ってる?」と聞かれたのですが、最近は見えないのが当たり前になって力を入れることもなくなっている。
知人に視力の話をしたら、それ障害者手帳が取れるレベルだよ と言われたのでネットで調べてみたらどうやら本当に取れそうだ。
夜になると見えにくくなるが日常生活には問題ない。
夜にバッティングセンターに行くとボールが見えなくて打てなくなるくらいだ。
格闘技や刀を使う競技も全く問題ない。
見えないぶん勘が良くなった気がする。
そういう影響もあるのか、人と話していると相手の感情がこちらに入ってくるのか、きつい時がある。
人酔いという言葉があるが、気のせいだといわれたり、医学的に血管がどうだの言うが、たぶんそういうことだと思う。
弓も勘。
勘というか、的に当たらないと何処にいったか分からないが、的に当たると音がして当たったのが分かるので、当たったときの体をできるだけ覚えて同じように射つ。
先週生徒さんが
「この匂いを嗅いでみてください」
と水筒を差し出すので匂いをしてみたら
「あ??あ~~~」
思いがけぬ月桃の香り。
月桃(げっとう )という植物が沖縄にあって、すごくいい香りがします。
旧暦の12月8日に家内安全や無病息災を願って月桃の葉にお餅を包んで食べるという行事があり、魔除けとしてそのお餅を軒先に吊るしていた記憶もあります。
他に月桃蕎麦というのがあってこれも最高!
沖縄そばではなく日本蕎麦ですけど。
因みに沖縄には日本蕎麦屋が殆どありません。
私が知ってる限りでは二軒だけ。
一軒は空港にあって、そこの月桃蕎麦が最高でした。
十数年前の事なので今はどうだか分かりませんが。
という月桃の話を一通りして、その後別の生徒さんの出身地の宮城県の話になり、稽古を始める時間になったのですが、
「その前にもう1回匂いさせて!」
軽い中毒みたいになってしまいました。
私があまりにも「あ~あ~」言ってたので
今週月桃のお茶をプレゼントしてくれました。
どうもありがとうございます。
これすごくいい香り。
因みにポリフェノールがワインの34倍あるそうです。
少し前に先生から夏用の麻の着物と絽の着物をいただきました。
ありがとうございます。
何気なくいただいたのですが、聞くと亡くなられた先生の着物だそうでたいへん恐縮です。
暫くお借り致します。
大切に使わせていただきます。
礼法の稽古をしていると、手の動かし方、足の出し方、食事の作法など形はあるが、相手に嫌な思いをさせないということが元になっているというのがよく分かります。
形は現代に合わせて多少自分なりに変化させ、その心持ちを生活に活かせるかということを大切にしていきたいと思います。
自分の脳で考え、自分の心が思うことですのでどうしても自分が一番になってしまいます。
「相手の立場になって考えなさい」 とかよく言われましたが、『他者に対する想像力』という言葉が私の心に残っています。
事務所に所属している頃にお世話になった方がよく使っていた言葉で、私にはこれが足りないと思いました。
凶悪犯は別にして、殆どの日常生活のトラブルや社会の問題もこれが足りないために起こるのではないかと思います。
目の前で相手に直接言われたり、あるいは泣いたり怒ったりされれば悪いことをした傷つけることをしたと気が付くのですが、 相手がいないときに相手の気持ちを考えられるか。
下駄は素足という固定観念があり、稽古衣に素足で一本下駄だと何となく無骨に見えてしまいそうで履いていませんでしたが、白足袋を履いて下駄を履けば無骨に見えないことが分かり最近よく一本下駄を履いています。
子供に
「やばっ! 剣道ですかっ!?」
と聞かれたのを始めに、今日だけで知らない人に三人も話しかけられました。
殺陣
帰り際に生徒さんに先生は筋トレもしてますか?と聞かれました。
私は今はやっていませんがやった方がいいと思います。
武道は力はいらないと言いますし、柔術もそれを謳っていますので言いたくないのですが、力が強い方が有利です。
筋力を使わずに相手に勝てるという達人の領域ならば力はいらないと思うのですが、そんな人は現代では現れないと思います。
技術だけではなく、筋力、精神力、頭脳などの総合力だと思います。
今から10年程前、ある殺陣の会で稽古をしていましたが、剣術の動きを殺陣に取り入れようと古武道の達人と呼ばれている方に月に一度くらい来ていただきました。
当事 相撲の稽古もしていた私に会の主宰の方が「先生と相撲を取ってみろ」と言い相撲を取ることになりましたが難なく勝てました。
もう一度ということになったのですが、恐らく10回取っても10回勝てたと思います。
また数年前、別の古武道の達人と呼ばれている方と間接技を決める勝負をしたのですが、10回程勝負して全部勝てました。
いくら身体の使い方が上手くてもすぐに違う競技に使えるわけではないと夢が覚める感じになりましたが、ただ身体の使い方は凄いものがありましたのでその後勉強させていただき、当事やっていた相撲に応用し、お陰様で大きい相手にも勝てるようになり、それなりの成績も残すことができました。
子供たちの空手に取り入れてだいぶ成果を出すこともできましたし、今でも柔術に取り入れていますし、出会えたことが幸運だったと思います。
殺陣の動きというのは実は凄く身体の使い方が難しくて、綺麗に見せるために重力に逆らい、強く早く動くために重力を利用します。
長くやっていると、バレエや日本舞踊などの綺麗さやしなやかさとスポーツや武道の速さと力強さを自然に使い分けられるようになると思います。
剣道と殺陣だったり、空手と現代アクションだったり、似たような動きを経験しているとついその動きになってしまうということがありますが、殺陣をやっているときに剣道の癖でつい相手におもいっきり面をくらわせてしまったということは聞いたことがありませんし、実際は体よりも頭の切り替えの問題だと思います。
いろいろ話が飛び過ぎた気がする。
朝5時に目が覚めて思わぬ時間ができたので一気に植物の手入れ。
梅雨明けしてうどん粉病がおさまったと思ったら今度は葉ダニ。
品種改良して強くなるどころか綺麗さのみを追求して病害虫には抵抗が無くなったのか。
それならそれでいい。
いただいた胡蝶蘭から新葉が出た。
初めて育てるので置場所や水やりの感覚が分からず少し弱らせてしまいましたが、外の日陰で管理して復活してきました。
あぶないあぶない良かった。
9時から殺陣。
久し振りに開き足の対面稽古。
近距離と遠距離の距離感がありますがどちらもできる方は凄いですね。
お昼は柔術。
夜は再び殺陣。
「ブログ久しぶりに面白かったです。」
これ複雑ね。