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会話のマニュアル

殺陣の帰りにマッサージに行くと、こないだの私のブログを見てわざと聞いているのかと思うくらいよくある質問をしてきた。

「大城さん実戦でも勝てますか?」

勝てませんよ。

「よく日本刀で巻き藁切っている人いるじゃないですか。」

いくら巻き藁を切っても人を相手に練習しないと勝てないですよ。

と、ブログに書いたことをそのまま説明しました。

この説明ブログを含めて今月3回目。

先にブログを読んでください。

「宮本武蔵ってほんとに強かったんですか?」

これもよく聞かれる。

会ったことないので分かりません。

とは言えないので、

強かったと思いますよ。記録がどこまで本当かは分かりませんが、日本刀で何度も戦って生きのびたというだけでかなり強かったと思いますし、五輪の書に書いている爪先を少し浮かすというのも少し前には誰にも理解されていなかったですし、一ヶ所に留まらず各地を転々としながらあの時代を生き抜いたというのはそうとう腕に自信があったと思いますよ。

と熱く答えると、

「大城さんて野球とかってあまり興味無さそうですね。」

急に話かえるなよ コラッ!

そんなに興味ないのに軽く聞いてみたら本気で答えてきたので面倒くさくなって話かえるなよ !

それに野球なら板東英二と同じ『ピッチャーやっちゅうねん!』

「あ~そんな感じします!!」

今 興味無さそうって言ったろコラッ!

どんだけ話合わせるんだ!

お客様は神様か!

「日曜日に草野球やってるんですけど大城さんファーストやってもらえませんか?」

ピッチャーじゃないのか!

一番地味なファースト!

太って動けないマルチネスが守っていたポジションじゃないか!

殺陣休んでファーストやるかっ!

ピッチャーなら考えるわ!

とにかくこの方は軽く話を合わせる。

また別の日、

「大城さん趣味はなんですか?」

「植物を育てることです。」

「あーそうですか 私も植物好きですよ。」

最初の「あー 」の時点でそんなに好きじゃないのが分かる。

「どんな植物が好きなんですか?」

「ユリです・・・。」

「あーユリいいですよね。私も好きです。」

絶対嘘でしょ。

50代の男性でユリの好きな人 日本に数人しかいないでしょ。

假屋崎さんくらいでしょ。

私も特別好きではないし。

ここの人は皆そんな感じだ。

女性の方にマッサージをしていただいたときです。

「大城さんて音楽とか好きですか?」

「たまに聴くくらいです。」

「一番好きな曲って何ですか?」

「翼をください」です。

「私も翼をくださいが一番好きなんです~!」

絶対嘘だろ。コラッ。

世の中に何万という曲があるなかで『翼をください』が一番好きという人がたまたまこの場に二人集まるか!

サマージャンボ当たるわ!

今度好きな食べ物何ですか?と聞かれたら中国産のウナギですと答えてみよう。

白袴

川崎市の区内登録ができました。

江東区の体育館が工事のため使えなくなってしまいましたので、品川と世田谷の新たな保険になりほっとしました。

ご協力してくださいました皆様どうもありがとうございます。

先日久しぶりに一本歯の下駄を履いて出掛けました。

これがけっこう稽古になります。

たまに転びそうになりますので、転びそうになった瞬間膝を抜いて体勢を立て直し、膝の抜きと反射神経の稽古になります。

とにかくバランスが取りにくくて歩きにくいので、
上半身は真っ直ぐにして下半身は下方向に力を掛けるようにして、足裏を垂直に上げて垂直に下ろすようにすると身体がぶれずに安定して歩けるようになるので武道的な身体の使い方の訓練になります。

駅の下り階段なんかかなりきついです。

手すりに捕まりたいのですがカッコ悪い人になってしまいますので、内心びくびくしながらタカラジェンヌが大階段を下りるがごとく涼しい顔をして階段の真ん中を下りなければいけません。

夜は五反田で殺陣。

体験で剣道をされている方がいらっしゃいましたが、競技スポーツ的な動きだけではなく、古武道的な動きもかなりできましたので驚きました。

よくある質問

よくある質問2

格闘技関係者によく聞かれるのですが、

「大城さん剣道やったら勝てますか?」

勝てません。

ルールが違うから。

剣道のルールで練習している人に剣道で勝てるわけがありません。


「昔の剣豪と戦ったら勝てますか?」

勝てません。

どんなに模擬刀で練習しようが、真剣で一万本巻き藁を斬ろうが、人を相手に真剣で稽古できないので、仮に勝負したとしても正に真剣勝負に勝ってきた人に勝てるわけがありません。

ルールが違うと勝てません。

ルールでそんなに変わるかと思われるかと思いますが、例えば欧米人にルールを変えられると日本人は勝てなくなってしまいます。

同じ競技の中でさえそうなのですからルールの全く違う他の競技をやって勝てるわけがありません。


よくある質問ではなくてたまにあること、
数人で話していると突然横から入ってきて、

「あーそれ知ってます。『たて』と書いて『さつじん』と読むんですよね。」

逆!!

「たて」と読めてるじゃないか!

何でわざわざ逆にするんだ!

横入りして間違ってるじゃないか!


あと、殺陣と関係ないが、

「亀田って弱いでしょ!」

お前より強いわ。

「3人ともたいしたことないでしょ!」

白帯巻きながら何を言ってるんだ。

「真ん中のやつには勝てる自信あるね。」

長男と戦えよ!

3人とも大したことないって言っといて人選んでるじゃないか!

戦績一勝四敗のあんたが世界チャンピオンに勝てるか!


「野球派?サッカー派?」

どっちでもないわ。

「スキー派?スノボー派?」

どっちでもない。

「こしあん派?つぶあん派?」

どっちでもいい。

「お好み焼き派?もんじゃ焼き派?」

どうでもいい。

「ローソン派?セブン派?」

どうでもいい。

「きのこ派?たけのこ派?」

どうでもいい。

「トイレットペーパーはシングル派?ダブル派?」

どうでもいい。

早起き

稽古開始1時間前の9時に稽古場に行くと既に稽古を始めている方が2名いらっしゃいました。

安土を整備したり的を張ったりするのもけっこう時間がかかるのに一体何時に来たのだろうか。

一人はいつも遅めにいらっしゃる方ですのでどうしたんだろうと思い、

今日は早起きですね。と言うと

「今日はまだ寝てない。」

どんだけ稽古が好きなんだ。

行事の前でも大会の前でもないし、ただの稽古日に寝ないでくるだろうか普通。

達人クラスはやっぱり何かおかしい。

それにしても暑かった。

道場の会話の9割が暑いね。だった。

「暑いね。」

「暑いね。」

これで会話が成り立つ。

すると突然 朝早くいらしたもう一人の方の腕がつった。

「暑いからね。」

いや、暑いのは関係ないと思う。

ふと横を見ると扇風機の前で座って寝てる方がいらっしゃる。

やっぱり薔薇が好き

弓道場の畑の春菊や小松菜が収穫期を向かえ昼食に皆でいただいています。

土があって雨が降って太陽があればほおっておいても育つのですね。

庭がほしい。

それに比べてバラの手のかかること。

病害虫に弱すぎないかい。

特にうどん粉病。

これだけ品種改良が進んでいるのにいまだに強いバラが作れないとは。

シクラメンは「シクラメンの香り」の歌が出て急いで香りのあるシクラメンを作った。

そんなことができるのにバラは。

進化の過程で身を守るためにトゲを付けたと思うが今の病害虫は昔の自然環境には無かったのだろうか。

この梅雨はバラにはきつい。

梅雨らしい梅雨でいいなと思っていたがこれ程までの梅雨は記憶にない。

少なくとも私が大人になってからは初めてな気がする。

弓稽古。

講習会などがあってもメモは取れない。

頭で覚えろ!ということだ。

見本を見せて、 覚えただろ やってみろ!ということだ。

弓を引きに来たのに数ヵ月は素引きだけだ。

これで辞める方が多いが、この数ヵ月の素引きに後で感謝する。

流鏑馬は25までだ…

特定の人しか人に教えてはいけないルールがある。

これは本当に良いと思う。

世の中には教え魔という人がいる。

ある程度年のいった男性に多いが、子供の頃からその傾向は見られる。

空手の子供でいうと、できない子は自分よりできない新しい子が入ってくると教えたがる。

できる子は自分のことを一生懸命やっている。

指導者と同じ考えの元に教えてくれるならまだいいが、自分の解釈で教えられると違っていたりするし、教えられた人も可哀想だ。

変わらないものはそうやって変わらず受け継がれてきたのか。

道の付くものを1つは習わせた方がいいと言うが、大人になってからでもいいと思う。

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