今回も脱力の稽古。
立ち回りの稽古になるとさっきまでの脱力はどこへやらスーパーサイヤ人のようになってしまう方がいらっしゃいますので、それではまず綺麗に見えませんし、実際に戦っても勝てません。
人間は美しいものを見たいという欲求があると言います。
自然の風景もそうですし、人間が作り出す作品もそうですし、人間自体もそうだと思います。
脱力、肩甲骨、楕円、綺麗に見せる方法は幾つもありますのでどんどん体に入れていただきたいです。
柔術はアームロックの防ぎ方の稽古。
立っているときに力を下に落とすとほとんど投げられなくなりますが、寝技になったときの体が課題。
立っているときの体の強さを寝た状態で作ることができれば大きく力が上がると思う。
久しぶりに空手の稽古。
1年近くぶりに型稽古を行い、型をやると組手も強くなると言われることが分かった。
体の使い方を分かった上で型稽古を行うと、いつでもどこにでも動ける体を作る稽古に凄くいい。
私が二十歳ぐらいの頃にやっていた型稽古はただのきつい運動だった。
実践的な動きのベースを作るには凄くいいが、あくまでもベースであって実践を積まなければいくら型稽古を行っても人には勝てません。
対面稽古を含めて型稽古で、相手がこうきたらこう返すというのは考えたら分かると思いますが、相手はそうきません。
実際に人に勝つにはどこにでも動ける体の状態に常にして、その上で瞬時の判断の連続です。