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五輪書 火之巻19

ー まぎれるということ

「まぎれる」というのは、兵力が互角の合戦で、敵が優位な展開になった場面で用いると効果的な戦法のことである。

やり方は、敵の一角へ集中攻撃をかけ、敵勢が崩れたと見るや、一転してそこを放棄し、別の強い隊へかかっていくのである。
この戦法は、右に左にとジグザグの攻撃線を描く「九十九折り」のような攻め方といえる。

一人で大勢を敵に回して戦うときにも、この戦法は効果がある。
一方だけを勝ち抜くのではなく、敵が逃げたら別の強い方へと向かっていき、敵の相子にうまく乗っかって、九十九折りの道をゆく心境で右へ左へとめまぐるしく動いて敵を翻弄し、様子を見計らって打ちかかるのだ。
敵の力量のほどを見極めて打ちかかっていく場合は、少しも臆することなく、激しく攻めて打ち勝つのである。

一対一の戦いで、強い敵と対するには秘策がある。「まぎれる」がそれである。

一歩も退くことなく、敵陣にまぎれ込むという戦術、得心がいくまでよく考えてみることだ。

五輪書 火之巻18

ー 三つの声ということ

「三つの声」は、「初・中・後の声」といって、三種類に分かれている。場面に応じた「掛け声」のことである。

掛け声は、威勢のよさを示すためであるから、火事などでもかけるし、風や波に向かってもかけるのである。声はこちらの勢力の誇示である。

大勢の合戦では、戦いの最初の掛け声は、嵩にかかって相手を威圧するように「エイッ!」と声を上げ、戦いの最中には腹の底から「ヤッ!」と低いトーンの声を出し、 勝った直後には「トウ!」と強く大きな声を発する。
これが三つの声である。

また、一対一の勝負の場合は、敵の動きを誘うためには、打つと見せかけて、初めに「エイッ!」と掛け声を発し、その声を追うように太刀を打ち出すのである。そのほか、敵を打ち倒した後の掛け声、勝利を告げる掛け声もある。
この二つを「先後の声」という。それらは、太刀を打つ先か後かの違いがあるだけで、太刀を打つのと同時に掛け声を出すことはないのである。
もし、戦いの中でかけるのなら、その目的は拍子に乗るためであるから、低くかける。

五輪書 火之巻17

ー うろめかすということ

「うろめかす」というのは、敵に確固たる自信を持たせないようにすることをいう。

大勢の合戦にしても、戦場で敵の心の動きを読み、わが二天一流の智力を駆使して、 敵の判断力を「そこなのか、ここなのか」「ああでもない、こうでもない」「遅い、いや、速い」と惑わせ、敵がうろたえた時機を逃さず、確実に勝ちにいく戦術をわきまえることである。

また、一対一の勝負でも、好機と見たら、さまざまな技をしかけるのである。たとえば、打つと見せかけ、あるいは突くと思わせ、はたまた攻め入ると思わせ、敵がそれに動揺して、うろたえる兆しを見せたら、すさかず、つぶしにかかって自在に勝利を得る。

これが戦いの要諦である。

五輪書 火之巻16

ー 角に触るということ

「角に触る」というのは、「物体の角は、相当強い力で押しても、簡単にへこませるのは難しい」という意味である。

大人数の合戦にも同じことがいえる。
敵陣の兵力配置をよく見定め、突出している角(重要拠点)を攻略して、戦いを優位に持ち込むべきだということである。
角が丸くなってその部分の勢力が衰えていくにつれて、全体の勢力も衰えていく。
敵の勢いを削いでいくには、張り出した角々の拠点を次々と狙うことで勝利に導くことが肝要である。

一対一の勝負でも、敵の体の角に損傷を与えると、次第に勢いが衰えてくる。
敵が体のバランスを崩せば、倒すことはたやすい。

このことを熟考し、勝利の方程式を会得せよ。

夏の記憶

いよいよ本格的な夏が来ますね。

一応、今年も言っておきますが、毎年夏は暑いですよ。
今年の夏は暑いと毎年言う人がいますので、私も夏は毎年暑いですよと言わなければならない。
冬は毎年寒い。
これもついでに毎年言っている。
冬の事は覚えてるのに、夏の事は忘れてる。

中日が最下位になるのと同じ。
テラス席ができようが、細川が打とうが、今年も最下位なんです。
落合の時は強かったんです。
でも今は毎年Bクラスなんです。

縄文時代は暑かった。弥生時代は涼しかった。平安時代は暑かった。江戸時代は涼しかった。
つまり夏が涼しくなるのにあと100年はかかる。
星野監督の時は晩年弱くなってきた。落合監督の時は強かった。立浪監督の時は弱かった。
つまり中日が強くなるにはあと10年はかかる。

因みに私の感覚だが、今年は何年か前の気候と似てる気がする。
5月が暑くて6月が涼しくて7月が暑くて8月が涼しかった。

夏は情熱を燃やして熱く楽しもう。

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