第5回講師養成講座が終了致しました。
毎回全5回で動きが変わるようにと考えて講座を行っておりますが、私が講座に慣れてきたのもありますし、本人の動きが変わるタイミングだった気もしますし、それが重なって大分綺麗に動けるようになったと思います。
まず綺麗な動きの型を知識として頭で理解して、それから何度も型として練習していくのですが、こういうのは受講して意識して、その後徐々にできるようになっていくということが多いのですが、目に見えて変わっていくというのは、それはそれで嬉しいですね。
普段の稽古では全員に一斉に教え進めていきますので細かく細かくというのはなかなか難しいのですが、講師養成講座は今後も少人数で私が持ってるものをどんどん伝えていこうと思います。
前回の復習で5級の審査課題を行った後に、今回は4級の審査課題の教授。
普段の5級4級の稽古では、できるだけ簡単に分かりやすく皆ができるようにと考えていますが、講座では体の使い方、実践的な動き、綺麗に見える動き等、より掘り下げて技を理解できるようにしていただければと思います。
今回は2回め3回目で大分綺麗な動きを練習してきて、普段の稽古を見ても大分動きが変わってきたように感じます。
意識が変わってきたのもあるのかもしれません。
いずれにしても良かったです。
次回はまとめ。
今回は今までよりもだいぶ綺麗に動くことに力を入れてきました。
何となく体で覚えていることを一つずつ書き出すと10の動きのパターンがあったので、この動きを普段から意識していると自然と綺麗になっていくと思います。
今回は講師とはみたいな精神的な話は少なかったですね。
元々問題なさそうでしたので良かったです。
若いうちに武道とか、芸能とか、伝統のものに触れてないと、あとで身に付けるのがなかなか難しい気がする。
今の日本の感覚は欧米の文化の感覚になっていて、それすら気づかず暮らしているのでなかなか難しい。
よその伝統や武道教室にも通っているが、やっぱりどこにでもずれた感覚の人がいて、よく何か言ってるのを見かける。
行事の時に何であの人はあの役で私がこの役だと言っていたり、なんで私はあまり教えてもらえないのにあの人はよく教えてもらえるのだとか言っているが、当たり前だと思う。
ある程度慣れてくると自分ができると思ったり、えらくなってきたと思ったりする人もいるが、もう駄目だと思う。
私は今の弓道場教室へ通い始めて10年になるが、今でも始まる1時間前に行って掃除をしたり、的をセットしたり準備して、始まるまでの余った時間は練習している。
雨も雪もつらいが、そういうことを意識的にしないと私なんてすぐ調子に乗る。
私と同じ気持ちか分からないが、私よりも更に早く来る人がいる。
私より結構年上の方だが、だからといって私ももっと早く行こうとは思わない。
自分の気持ちで1時間前に行っているので、人は関係ない。
練習が始まるちょっと前に来て、準備も片付けもしないで帰る人もいるが、多分皆何とも思わない。不平不満も持たない。皆自分の気持ちで行動している。
うちの教室でも始まる前に床が汚れていると思ったらモップをかけたり、いつも人の面倒を見たり、人のために行動する人がいる。
私が武道で30年かけて身に付けた技術をそういう人たちには伝えていきたいと思う。
今回は90分とにかく綺麗に動く練習。
綺麗に動くには10の動きがありますので、1つずつ練習。
と言ってもすぐにできるものではありませんが、知識として知っているだけで普段から意識できるので、少しずつ綺麗になっていくと思います。
実用性と綺麗さ、常にこの2つを意識することが大切です。
講師養成講座、初回は、人を喜ばせること、喜んでもらうこと。
これが東京殺陣教室のコンセプトの一つ。
以前インタビューでアンパンマンのやなせたかしさんが、「人が一番嬉しいのは人を喜ばせるということが分かった。」と言っていました。
当時はいやいやと思っていましたが、今は分かります。
人を喜ばせることが趣味になってきている。
ただ私の場合は必ず見返りもあると思っていますので、ナイチンゲールの域にはまだまだ行っていません。
先に人に役立つことをしていれば必ず帰ってくると思っています。
私の場合は喜ばせた数や量が教室の人数に返ってくると思っています。
教室の人たちだけを喜ばせるというわけではなく、体育館のスタッフさんでも食堂の店員さんでも知らないおじさんでも誰でもいいのです。
私の場合は教室の人数で考えていますが、営業成績とか、金銭面とか、人間関係とか、いろいろなことに返ってくると思います。
精神的に充実できるというのも大きいかもしれません。
初回はそんな話。
二回目は、魅力を上げたり、人に好かれたり、それの作り方の話。
三回目四回目は殺陣の技術アップ。
五回目は講師実践。