新年射会、久しぶりに凄く緊張した。
手も足も震えそうで体がうまく動かず長く持っていられなかったので会に入ってすぐに離してしまった。
動きの根本となる体の使い方をやっと掴み、空手教室と柔術教室でも思った以上の結果をだすことができ、今後はより多くの人に伝えていければと思っておりましたが、その体を使う気持ちの問題が次の課題になりました。
芝居をしても格闘技の大会に出ても最初はマイナスに緊張していたものがだんだんといい緊張感に変わってきましたが、それは心の強さによるものではなく単なる慣れだと思いましたので今度はどんな場面でも変わらないマイナスの緊張のなくし方を見つけ常にベストに動けるようにしたいと思います。
心理的なものは人それぞれによるものが大きいかと思いますが、共通して使えるものが見つかればと思います。
その後は弓遊び。
安土に張られた扇と風船に当てると商品券をいただるということになりましたので皆本気モード。
全然駄目だった数ヵ月前から少しずつ改善できてきて悪くない感触だったのですが、今年最後の稽古で、そもそも狙いの位置がちょっと違うと言われてしまった。
私が的を狙っている位置よりももっと右を狙えと言うのだが、右を狙うともちろん的の右にいってしまう。
左目はあまり見えないので右目だけで見ていると思うのだが、そのせいで実際の狙いの位置とは.ずれているようだ。
正しい位置だと自分では狙いを的から外して射つことになる。
それだとやっぱり的中率が悪くなりそうだしどうすればいいのだ。
ただ、課題が見つかるのは好きです。
克服すれば力が上がるし、同じような人にアドバイスできるようになると思いますので。
今日初めてネギを美味しいと感じた。
鍋に入ってたりすると何となく美味しいと思ったりするのだが、
「このネギ美味しいね!!!」
と口に出さずにはいられない程の美味しさは初めてだった。
畑で取れたものをすぐに持ってきてくれたようです。
その食べ物が最も美味しく育つ場所で取れたてのものを食べると本当に美味しい。
来週が今年最後の稽古。
本日はいつ以来か分からない一手目皆中。
だいぶ的中率が上がってきたが新たな右手の内の修正箇所が見つかったため再び的中を捨てて課題克服のための稽古。
当てたいが上のレベルの完成を目指すため今は当たらなくて良い。
しかし分かっていてももどかしい。
ストレスがたまる
稽古場に行くといつも既にお一人の方がいらっしゃって的を立てているのだが、本日はもう一人女性の方がいらっしゃっていて、その方に的の立て方を教えている様子。
慣れないと5つの的を同じ高さに立てるのは難しいので普通は射場から的の高さを見てもらうのだが、私を含めて3人とも的場にいるので高さの調節が自分の感覚になってしまう。
案の定その女性が立てた的だけがすごく高くなってしまったので私が直そうとすると、
「それでいいよ、高けりゃ高く狙えばいいのだから。」
最高です。その考え方。
武道をスポーツにしないための重要な考え方だと思います。
もっと言うと戦に使ったり、獲物を取るために使っていたものですので。
因みに先日、射場に立って弓を引こうとしたら矢を持っていなかったという方がいらっしゃった。
戦国時代にもそういうおっちょこちょいな人はいたのだろうか。
突撃~! したけど 矢がな~い!
稽古の時だけではなくて戸外で行う行事の時も感覚頼りです。
射場から的までの距離が決まっていると思いますが誰もメジャーを持ってこない。
弓で大体の距離を図って
「これくらいでしょ。」
リハーサルもしないし本番前に何射か引いておこうという人もいない。
ずっと左手の手の内で悩んでいたら右手の手の内が分かった。
先生に教えていただいたのだが。
右手にかかっていたストレスが全く無くなった。
体全体に余裕が生まれ、的中率も上がった。
昨日の金曜殺陣クラスの抜刀稽古中にも似たようなことがありました。
刀が重くて抜いたあと刀をキープできないと言うかたがいらっしゃて、そのせいで抜く前から刀が下がらないようにと右手に力が入っているようでしたので、左手10割で抜いて右手は全く使わないでくださいとアドバイスしました。
それじゃあ抜いたあと右手がすぐに下がってしまうと思われたようですが、やってもらうとスッと抜けてピタッと刀も止まり「刀が軽い・・・」と呟かれました。
常識で考えると不思議なことが人間の体ではいろいろできるようです。
なので左手の手の内も次回できててくれ。