今回は訪問の作法。
作法は決まっていますが家の主人がどんな出迎え方をするかは分からないのでその状況に応じて行うということが必要になりますね。
服も履き物も昔と違うので自分で応用していかなけるばいけませんがブーツなどは大変そうだ。
少し早めに来て膝退の稽古をしていると、上輩の方に「もっと腰を伸ばして下さい」と言われてその通りやってみたら非常にきつい。
ちゃんと腰を伸ばしてやっていると思っていたがキツさが全然違った。
久しぶりに足にきて動けない感覚になった。
稽古は今回も向こうから人が来たときの動き方。
相手を気遣うことが基本の動き。
今回は相手が前から来たときの挨拶や動きかたの稽古。
これも日常でよくありますね。
前から歩いてきた人を避けようとしてお互い同じ方向に右左右と動いて気まずくなることがありますが、基本的に左に避けると皆が知っていればスムーズに進めると思います。
因みに一度同じ方向に動いてしまったらそのまま動かずじっとしてれば相手が逆側に行ってくれます。
今回は相手の前を通るときの作法。
この場面結構日常でありますね。
腰をかがめて手刀を斬りながらちょいちょいちょいと通るのもなんかおかしいし、思いっきりかがんで邪魔にならないように人の前を通るのは一見良さそうですが、じゃあ座っている人の前を通る時はどうするのか、まさかほふく前進か、なんて思ってしまいますし、後ろを通ろうにも通れないときもありますし、知ってるとただそうすればいいだけですのでやっぱり知識は大切ですね。
久しぶりの礼法稽古。
いつもよりよけいに礼法の大切さを感じる。
礼法についてはなんにも分かってなかったなと思う。
歴史と文化を知らなければやっぱりいくらやっても浅いところで動いてしまう。
刀の稽古をしてきて、人に教えるようになって、その時はその時で一生懸命やってきたが、その時の生徒さんに申し訳ない気持ちもある。でもそれはもうどうしようもない。
今もまだまだだと実感することが多いが、これからもっと深く身に付け、時代物に興味のある人たちにもっと深く広く伝えていきたい。