妹のとこへ遊びに行ってきました。
最近は子供が私の顔を覚えてくれて泣き出すこともなくなったので、第一コンタクトの心構えがだいぶ楽になりました。
家に入って私がソファーに座ると子供が絵本を持ってきて私が読むという流れになっています。
今回も同じように子供が絵本を持ってきました。
その本に一匹のアリが出てきましたので、最近いろいろ言葉が話せるようになった子供に「これ何?」と聞くと「アイコー」と答えるので一瞬何を言っているか分からなかったのですがすぐにハッと気づいて、なんと妹は子供に方言で色々なことを教えているのです。
子供が幼稚園に行くようになったら幼稚園の先生は子供の言うことに戸惑うに違いない・・・
それに、今まであまり気にならなかったのですが妹は訛っているというか沖縄のままなのだ。
標準語を使う気なんて更々ないのだ。
「でーじさー」とか「ちゃーひんぎー」とか普通に使ってる。
子供もそれが普通だと思って話すようになるのだろう。
訛りついでですが、
九州出身の女性の方が「雨」だけ訛ってというかアクセントがおかしいのでずっと気になっていました。
アクセントがおかしくても気にならない言葉もありますが「あめ」のようにアクセントが違うと意味が違ってくるものは気になります。
「わたし、雨が好きなの」という女性がいたら繊細な女性だなと思ってしまいます。
これが「わたし飴が好きなの」になってしまうと、たちまち幼い子になってしまいます。
最初はお茶目で言っているのかなと思ったのですが、どうやらほんとに気付いていないようですので今度言ったら違うということを伝えようと思っていました。
その時が来ました。
会話の中で「あめ」が出たので、すかさず「飴」じゃなくて「雨」ね。と言うと彼女はえっアクセント?と言って恥ずかしそうな顔をしました。
やっぱり気付いていなかったのだ。
それから彼女は「あめ」と言うときは、ノーストライクツーボールからボールを置きにいくピッチャーのようにその言葉を置きにいくようになりました。
数ヶ月前、年中の女の子が入会してきました。
4才位だと稽古中に突然横になったり、「あのね、ふうかちゃんがね、」と誰だか分からない人の話をしだしたりと、空手の稽古をしているということが分かっていない子も多いのですが、その子は最初から落ち着いて稽古ができる子でした。
入会してからしばらくしたある日、稽古を終えて私が一人でモップをかけてると、突然その女の子が教室に入ってきました。
どうしたの?と聞いても何も答えません。
忘れ物したの?と聞くと首を横に振ります。
困った私は、女の子が私服に着替えていたので、その服かわいいねと言うと、女の子は嬉しそうに微笑んで、何も言わず教室から出ていきました。
何がなんだか分からなかったのですが、暫くして可愛い服を見せに来たんだということに気付き唖然としました。
その後は可愛い服の時は現れて、そうでない時は姿を見せません。
4才の女の子が来るたびに気を使って誉めなければいけない・・・
それに比べて男の子は子供でいい!
同じく4才の子が壁に頭突きをして「いたくな~い」とばかなことをやりだす。
「俺だって痛くないよ!」とみんなやりだす。
悲しいほどに子供だ・・・
またまた妹の家に遊びにいってきました。
数日前から楽しみにしていましたが、妹の子供が私の顔を見て泣き出さないかというのが心配でした。
そして今日、ドアが開くと妹と子供が見えました。
ドアが開いて私を見た瞬間 子供が妹の後ろに隠れます。
私は子供に気づいていないふりをして妹と会話をしながらリビングまで行くことに成功しました。
子供は私を見て何かを考えているようです。
暫くして思い出したようで、お絵描きをしてという合図をしてきました。
第一関門クリアと心の中でガッツポーズ!
しかし今日は第二関門のほうが重要なのです。
私は妹の家に行くといつもズボンを汚してしまいます。汚されてしまいます。
前回は食べ物を触った手で何度もズボンを触られシミになっていました。
前々回はウンチがオムツから微妙に漏れたまま私の膝に座ってきたので私のズボンに染み込んできました。
ただ、そのあと家に帰るだけだったので全然気にならなかったのですが、今回はこのあと空手の仕事があるのです。
私は子供の一挙手一投足に気を配りながら鉄壁のディフェンスを取っていました。
そして問題の食事タイム。
妹が食事を運んでくると、
な、な、なんと 納豆~~~!!!
しかし絶対負けられない。
自分の食事をしながらディフェンスもするというのは難しいと思い、一気に自分の食事を済ませてあとはディフェンスに徹しました。
しかし私の気持ちをよそに子供は手で納豆を食べている。
あの手がこちらに来たら全力で空手の流し受けを使うしかない。空手の技を実戦で使うときがきた。
という私の気持ちが通じたのか食事中に私のとこに来ることもなく第二関門もクリア!
帰り際 妹がバレンタインのプレゼントと言って小さな紙袋を私にくれた。
2つの難関をクリアし、チョコを手にした私は誇らしい顔でマンションをあとにした。
家に帰り紙袋を開けると、ミカンとバナナが入っていた。
ん~??
先日 ちょっとした女装の仕事の話がきまして、面白そうなので引き受けることにしました。
撮影の日までまだありましたが、早めに作っておこうと、まずは無駄毛の処理。
腕を剃り、脇を剃り、脛を剃り、眉を整え、そして3時間かけて全髭を一本一本抜きました。
顔がかつてないすべすべ感で、「何か綺麗になったんじゃない」と言われたり、スパーリングが終わったあとに「何か顔が白いけど大丈夫ですか?」と心配されました。
歩く時も心なしか内股になってきて、心も体もいい感じに仕上がってきました。
そこへ一本の電話が。
「すみません仕事なくなりました。」
「・・・・・わかりました。」
3時間痛みに耐えたんだぞ・・・・
血も出たぞ・・・・
ツルツルだぞ・・・・
気持ちもできてるぞ・・・・
もう やになっちゃう!!
先日久しぶりに妹と会いました。
待ち合わせ場所に子供を抱えた妹が見えたので近づいていったのですが、一つ気を付けなければいけないことがありまして、それは子供が私と目が合うと泣き出すということです。
前回はその対策として、出来るだけ笑顔で、あなたに会えて嬉しいですよという感情を作ったのだが、瞬間泣かれてしまった。
その反省をいかして今回は物になる作戦を考えた。
目も合わせず感情も出さず 物として認識させ、警戒心が無くなってから仲良くなる作戦である。
嬉しい気持ちも不安な気持ちも全く持たない無我の境地で妹親子に近づいた。
そして声が届く位置まで私が近づくと妹は私に言った。
「ズボンの裾短いんじゃない」
久しぶりに会った第一声目である。
普通は「久しぶり」とか「元気だった?」とか言う筈だが『ズボンの裾短いんじゃない』である。
会話のセオリーを知らないのか。
私の無我の境地は一瞬で崩れ、つい子供を見てしまった。
子供が泣き出した。
最悪なスタートである。
しかしその後 ボールで遊んだり絵本を読んだりして何とか仲良くなれました。
多分一日寝ると私のことは忘れてしまうのだろう。
次回の作戦を考えねば。