モナコで公演を行い、ゴールドキャッスルを立ち上げ、自分の中の様々なものが少しずつ変化してきました。
何に対しても気持ちのあり方として執着がなくなり、これは放したくないと思っているものでも放れるときは放せばいいし、そしたら新たなもっといいものと出会う くらいの気持ちでいられるようになり、大切にする気持ちもあり、放したくないという気持ちもありながら執着はないという気持ちになってきました。
表現に関しては 感情でも身体でも使えるすべてを大きく使う事を意識するようになり、芝居や殺陣は勿論ですが空手の型にすごく影響があり、今更ながら型をやるのが楽しくなってきました。
細かな技術を繊細に使いながら大きく表現する。
そのためにも技術を上げる地味な稽古が大切になってくると思います。
教えることをしてても自分が何かの現役でいるということは競技前や競技中に自ら試すことができ、更なる進歩に繋がり、それが殺陣や空手の子供達の心身の技術を高めることにも繋がると思いますのでこれからも現役であり続けたいと思います。
goldcastle 殺陣&剣術スクール
http://www.tate-ken.com/
先週見学にいらした女優さんが海外で仕事をするので殺陣と剣術を身に付けたいということで今日から稽古に参加しました。
主に胴斬りの練習をしましたが、体の重心が刀に連られて刀を左に振ると体も左に倒れ、右に振ると右に倒れるという感じだったのですが、真っ直ぐなほうが綺麗に見えると言って 鏡を見せながら振ってもらうとすぐに綺麗に振ることができるようになりました。
綺麗に見せるということに敏感で さすが女優さんという感じでした。
体を綺麗に見せるポイントがいくつかあるのですがその中でも私が特に重視しているのが肩で、スッとした立ち姿、男性的、女性的、 肩の動きで表現できると思います。
肩、頭、腰回りで体を綺麗に作って足は摺り足が基本ですので、体に記憶させるために普段歩くときも摺り足で歩いているのですが、町中で肩を振らず手を振らず腰をおとして頭の高さを変えず摺り足で歩くと変な人に見えるので変な人に見えないギリギリのラインを探りながら摺り足で歩いています。
今の時期はポケットに手を入れられて動きが目立ちにくいのでわりと気にしないで摺り足の稽古ができるので助かります。
ちなみに知人の空手の先生はどこだろうと全く人目を気にせず話の流れで空手の動きをやりだします。
お店の中とか電車の中とか私は恥ずかしいのですがお構いなしです。
今日の殺陣教室は左肘の使い方の稽古。
主に胴斬りで試しましたが「決め」の時に肘を上げるか上げないかで体の働きや見た目の印象が全然変わってくるので面白い。
胴斬りなどの「決め」の時にロックされて手首を痛める人が多いのですが、左手をがっちり握らず刀の動きに合わせて滑らすようにすると手首に負担もかからず刀の軌道も大きくなります。
そして手首の代わりに左肘を上げてロックをかけます。
その感覚が生徒さんも体感できたようで良かったです。
肩の詰まりもなくなり両腕が長輪の形になりバレエの手の形に似て見た目も綺麗になります。
いかに気迫を出すかということも大事ですが観せるものですので同じくらい形も大事だと思います。
形はこちらで整えて、どんな魂を入れるかはそれぞれです。
やはり形と魂だと思います。
形を伝承する歌舞伎を観て感動するのは物凄い魂が入ってるからだと思います。
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