月別ページ:2014年

青空には小鳥が唄う

ゼラニウムが咲きました。

どうにか室内で咲いてくれないかといろいろ工夫をしながら置いていたのですがやっぱり咲きませんね。

7月に入って諦めてベランダに出したら綺麗な花が咲きだしました。

光が好きな植物、薄明かりが好きな植物、暑さが好きな植物、寒さが好きな植物、風が好きな植物、湿度が好きな植物、条件が合わないと花は咲かない。

それなりに育ちはするが 花は自分の場所でしか咲かない。

いつも植物を人間、人生に置き換えて考える。

4月に種を蒔くものを今の時期に蒔いても芽は出ない。

たった三ヶ月ずれると花は見れない。実も付かない。

水を与えないと植物は枯れる。

与えすぎても枯れる。

肥料を与えると綺麗な花を咲かせる。

与えすぎると枯れる。

一度弱った植物はすぐに花を咲かそうとはしない。
幹を太くし葉を増やし、しっかり根を張り、力を蓄えてから花を咲かせようとする。

水さえ与えていれば元気に育つ植物。

手が掛かる植物。

すべて大切。

えいっ!と飛び込む

稽古が始まる前に1人で帯刀受け身をおこなってみた。

帯刀した状態で両手がフリーだと問題ない。

続いて 抜刀して右手は刀を持ち、左手は鞘を持ってる状態で行おうとすると 床の固さが気になり、左手で床を抑えることもできないので躊躇いが出てくるが、まあ問題なくできる。

最後に両手で刀を持った状態から行おうとすると少し恐怖心がでる。

柔道場だと問題ないだろうが固い床に恐怖心が出るようだ。

さらに鞘の操作が難しい。

前に倒れるので手を付きたくなるが、倒れる前に鞘に手をかけ 刀を持った右手から付かなければならない。

そしてすぐに鞘を調節して綺麗に起き上がる。

立ち回りで使うと面白そうだ。

恐怖心は厄介だ。

運動能力が一気に落ちる。

バク転が一番分かりやすいと思う。

バク転はある程度運動能力があれば誰でもできる動きなのだが やってみようとすると後ろに飛ぶという凄い恐怖心が出てくるので多くの人はできない。

因みに またまた私の殺陣の先生の話になるのだが、

私が恐怖心でバク転ができないでいるとき、先生が「テレビの仕事で立ち回りやるんだけどでてみるか?」と言うので、「はいお願いします 」と答えると 数日後、私は先生が斬ってきた刀を 手に刀を持ったままバク転で避けなければいけないことになっていた。

スタジオに入り、沢山のスタッフに囲まれ、カメラがまわり、本番が始まり、いよいよ「僕はバク転ができません」と言えない状況になった。

先生の刀が私の足に向かってくると私は無意識にバク転をしていた。

それからは普通にバク転ができるようになった。

たまたまうまくいった話だ。

芝居

バレエを初めて1年位が過ぎたある日、当時の殺陣の先生に「知り合いのバレエの公演があるんだけどでてみる?」と聞かれたので「はい、お願いします。」と答えると、数日後バレエ団の方から電話がかかってきた。

その方は出演にあたって幾つかお尋ねしたいことがあるのですがと前置きすると、

女性「バレエ歴はどれくらいですか?」
私    「5年位です。」
女性「・・・」

たった5年と思っているようだが実際は1年だ。

女性「何々できますか?」
私「はい、できます。」

何かの技の名前をいっているようだが全くわからない。

女性「では何々はできますか?」
私「はい、できます。」

これもわからない。

女性「ではお願い致します。」
私「はい、よろしくお願い致します。」

ということで出演が決まった。

そのバレエ団はある地方の有名なバレエ団で、今回の公演はプリマが2代目に代わる大切な公演なのだが、男性があまりいないため全国から踊れる男性を数人呼び寄せたらしい。

その中にバレエ歴1年の私がいた。

私も悪いが、私の先生はもっと悪い。

公演の三週間前に集まって三日間で振りを覚えて、一週間前に再び集まって稽古して本番を迎えるという日程である。

全ての交通費(飛行機)、宿泊費、稽古のギャラも出る。

そして全国から呼び寄せられた男性ダンサーとの初顔合わせ。

簡単に自己紹介をすると、劇団四季で踊ってましたとか、有名バレエ団で現役で踊っていますという方たちばかりだ。

そんななか私は近所のバレエ教室の名前を出した。

皆顔を見合わせている。

当然誰も知らない。

そこから私の長い苦しい芝居が始まった。

早速稽古が始まるということでウォーミングアップ。

男性ダンサーたちはピルエットを何回まわれるかという勝負をして楽しんでいる。

これがバレエのコミュニケーションの取り方なのか。

10回転位するとそのバレエ団の方たちから歓声が上がる。

コマのようだ。

ちなみに私の実力は1回転半位だ。

見た感じバレエ団約50名を含めた中で私が一番下手だ。

私はできる限り動かず、ひたすらストレッチをしていた。

続く。

続かないかもしれない。

柔術ライフ

準備体操やワニやエビの基本の動きで体をならしたあとに本日はアキレス腱固めの極め方と防ぎ方を行いました。

脇で挟む相手の足先の位置、相手のアキレスと自分の腕の接地面の位置と角度がポイントになりまが、頭でわかってても体で覚えるのが難しい技ですね。

マスターするのに時間のかかる技ですのでコツコツ練習しながら、とりあえず防御だけしっかりできればよろしいかと思います。

来週の月曜日は祝日のためお休みで、再来週に行う技はまだ未定ですが、絞め技の稽古にしようかと考えています。

毎週殆どの時間を三角絞めの練習に費やし、三角絞めをマスターしつつある清水さん。

西横浜駅4分   スダジオJOH

段階

殺陣クラスは毎回足運びから始まり、基本の斬り、対面稽古という流れで、殆どが基本練習となっており、これが上達への近道なのですが、たまには簡単な立ち回りをやってみようかと思います。

といいましても普段の対面稽古を応用するだけの3・4手の簡単な立ち回りを考えています。

一度やってみると基本稽古と立ち回りがどう繋がるのか考えやすくなるかと思います。

このスクールには殺陣経験者の方も結構いらっしゃいまして、ある程度やってきてやっぱり基本からやり直したいという方が多いようです。

実は私にも同じような経験があり、それからは何事も基本から段階を踏んでしっかり学ぶことを心掛けています。

私の場合は殺陣ではなくバレエでした。

20代の頃、突然バレエをやってみたいと思った私はすぐに近所のバレエ教室に通うことにしました。

当然ですが、まずは初心者クラスからということになったのですが、これまでどんなスポーツをやっても困ったことがなかった私は、「すぐにできるようになりますので上級者クラスに入会させてください」と無理を言って上級者クラスで稽古をさせていただくことになりました。

そう言って入ってきた私に当然基本なんか全然教えてくれない。

というか何にも教えてくれない。

外国に行って英語で授業を受けているようだった。

言葉の意味もわからない。

ただ真似をするしかなかった。

困った私は本を買って1人で基本の稽古をしていた。

でもよくわからない。

今更やっぱり初心者クラスに移りたいとも言えない。

こんなことならおっしゃるとおりに初心者クラスに入会すれば良かったと私は半泣きになった。

思い出すたびに今でもいたたまれなくなる。

嗚呼いたたまれなくなる。

その後私はバレエで更なるいたたまれなくなる事を経験した。

そして今でもバレエに関することは思い出したくない。

続く。

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