昨日は明治神宮の奉納式に参加させていただきました。
明治神宮に限らず神社に行くと自分の気持ちが浄化される気がして好きです。
普段の稽古の前にもいつも神社によるのですが、稽古場での心持ちが全然変わってきます。
以前、近所の神社にお詣りに行ったときに宮司さんと話す機会があって、ここは願い事をする場所ではなくて感謝をする場所だと仰っていました。
その時はよく分かりませんでしたが今はその意味がよく分かります。
私は特別な宗教を持っていませんが、神様を意識すると日常生活が暮らしやすくなります。
人に何かされても、その人を相手にするのではなく、自分はどうするか神様を相手にする感覚です。
似たようなことでマナーや礼儀作法も同じで、
正しいことをしているが、人ができていないことに腹を立てる人がいます。
だいなしな気がします。
できない人はかわいそうなわけで、できてる側で良かったと思えば腹が立つことも無くなると思います。
本日は埼玉県の護国神社にて奉納式。
奉納式を当時の格好で行うと当時の武家の気持ちに近づける気がします。
本当にこの小笠原流に出会えたことには神様に感謝です。
将軍家の指南役で、武家の礼法を作った流派が今でもそのまま残されていることを知ったときは衝撃でした。
細かく覚えることもありますが、相手に嫌な思いをさせないということが基本にあり、武道の原点というか、人としての大切なことを最初に形にしたのではないかと思います。
また、時代物をやるときにもとても助かります。
時代物をやっていても人によって所作がまちまちで、自分のとこが正しいという人が多くて困ったりするのですが、「それ、うちが作ったんです。」と言えば何も言えないと思います。
稽古開始1時間前の9時に着いて掃除をしたあと自主連をするのだが、駅からバスに乗るために駅に8時半頃には着いていなければいけない。
課題の復習とイメージを固めるため7時半頃着いていつも今村鯉三郎さんの本を読んでいる。
そのために家を6時頃出ることになる。
毎週2時間かけて稽古場にいき、10時からの稽古のために5時過ぎに起きることに疑問を感じながらというか不思議に思いながら土曜日を楽しみにしている。
金曜日に夜にイオンさんの殺陣教室が始まったのでちょっと朝がきつくなった。
イオンさんと話をして子供の殺陣教室と大人の殺陣教室を始めようとなったのだが、私としては武道に関わる子供を増やそうと、自分で子供専用のチラシを作って体験会開催の日まで毎週土曜日稽古のあとに店舗でチラシを配り、そのあと近所にチラシを配ったのですが、いざ体験会の日になると全く何もしなかった大人の殺陣教室に体験の方がいらして、そのまま入会していただいて開講することになりました。
今後親になる人たちが殺陣を入り口に武道に触れられれば未来の子供たちにもいい影響があると思いますので、そう考えると大人クラスを増やすのもいいなと思います。
本日も手の内の稽古。
一瞬掴みかけたがまた分からなくなってしまった。
暫くはこれだけ。
本日のメニューはカレーライスでしたので名人はどうやって市販のルーからカレーを作るのかと稽古をせずにずっと作り方を見学。
答えはセンス。
イオンカルチャー・クラブ赤羽店
https://www.aeonculture.jp/products/detail.php?product_id=5759
「弓は足で引く」
全然分からんと思っていたが今日分かった。
たぶん。感覚が合っていれば。
下半身を安定させるということだろうと何となく思っていてもなかなか床を強く掴めなかったのですが、体をXに考えて左手を使うときは右足、右手を使うときは左足を使うとビンゴでした。
両手両足を広げて大の字に立って、横から左手を押されると右足で踏ん張る原理で、自分でXの力をかけると床を押し掴む感覚が分かりました。
本にその言葉を書いた人は謎かけを投げっぱなしにしないでその心まで書いてほしいです。
できたらできたで次々と課題が出てくると思いますが、先生に「とりあえずあとは手の内だけ」と言われました。
刀、棒、バット、道具にはそれぞれの手の内の使い方があるが、弓は他の何とも違って原理が複雑でまだ上手くできない。
「そんな簡単にできちゃ困るよ。こっちは何十年もやってるんだから。」
と言われますのでそこにできる人とできない人の1つの境界線がある気がします。