カテゴリ:殺陣稽古

殺陣教室

今回も綺麗に動く稽古。

まずは形です。綺麗な形、滑らかな動き。

形に魂を入れてこそ人の心を動かせる動きになると思います。

形がないと野暮に見えてしまいます。

あるいは形無し。

形を完成させた後に破れば型破り。

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リアクション

今回は袈裟斬りで斬られたときのリアクション。

斬られたリアクションを取りながら刀もコントロールして相手に当たらない軌道を通します。

実際に刀で戦っていた時には斬られた人の刀が当たって怪我をすることがあったのだろうか。

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昇級昇段

講習でお伝えしましたが、4月から昇級昇段制度を取り入れたいと思います。

今は形に残るものがありませんのでどうせなら何か形に残るものがあったほうがいいと思いますし、証になりますし、初段を取るとどんな武道でもある程度のことはできますという証明にもなりますので、殺陣でも最低限のことは知っていますし、できますという証明になると思います。

それともう一つ理由があるのですが、

とにかく殺陣から怪我を少なくしたいと思っています。

殺陣というのは自分が教室を開きたいと思えば開けますのでどこかの教室の立ち回りの上手い人が自分の教室を開いたりします。

ただ、怪我をしない・させない技術を教えている教室は殆んどありません。

すごく運動神経のある人は相手が予定外に近くに来てもとっさに自分の体や刀を上手くずらすことができますので自分が怪我をさせることはないと思うのですが、運動神経で怪我を防いでいるので教える立場になったときに怪我を防ぐ方法を知らないので「当てないように気を付けろよ」と言うだけになってしまいます。

当然怪我は起こります。

怪我をしないさせない体や刀の使い方を教えて、皆がそれをやると大分怪我の確率が低くなると思います。

その技術を級に取り入れることによってよりしっかり身に付けることができると思います。

あと、怪我が起きてしまった後の対処の仕方も分からない指導員が多いです。

私が殺陣を習っているとき相手の刀が顔に当たって傷口がぱっくり開いて凄い流血になったことがあったのですが、ティッシュでおさえるだけでした。

相撲で膝の靭帯が切れたときは何の対処もせず足を引きずりながらそのまま帰りました。

柔術で骨折したときもそのまま帰りました。

舞台で過呼吸になった人がいたのですが皆対処の仕方が分かりません。

他にも貧血、熱中症、脱水、倒れる人を見ましたが対処法を知っている指導員は少ない印象です。

ですので初段を取ったあとは人に教える側になっても問題ないように怪我の対処の仕方なども身に付けてそれを指導員資格としたいと思います。

全ての殺陣教室でこういうことを取り入れてほしいと思うのですが、それぞれの考え方があってなかなか難しいので、正しいと思うことは人を気にせず自分から発信し、自分にできることをやっていき、取り敢えず自分に関わった人だけでも怪我や事故で悲しい思いをすることがないようにしたいと思います。

後日昇級昇段のプリントを配布致します。

殺陣イベント

殺陣イベント出演無事終了致しました。

「予定外のことが起こるかもしれないのでそうなっても慌てず皆でフォーローしあってやっていきましょう!」

と声をかけて始めたのですが、特に問題もなくというか、立ち回りの最後のシーンで斬られても死なないという突然のアドリブが入って芯の人が慌ててしまうことがありましたが、それもプラスに作用し普段の楽しく稽古をしている雰囲気が出せたと思います。

生物(なまもの)独特の緊張感も楽しめました。

皆さんお休みの日にどうもありがとうございました。

観客の反応も良かったですし、見せ場の抜刀納刀も上手くいきましたし、普段の稽古の成果が出せてベストなステージになったと思います。

是非またやりたいと思います。
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深さ

イベント出演の稽古。

15分の持ち時間がありますのでいろいろできると思いながらもまとまらずにいると、生徒さんから

「江戸作法を紹介したらどうですか?」

という声がでて、それいいと思いました。

江戸のお侍さんの動きを中心にしているものですので、剣術だけではなくて作法礼法も身に付けてこそより深い表現ができると思います。

いよいよ明日。
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