カテゴリ:殺陣稽古

サスペンダー

今回は刀の避け方と対面型1。

何かを避けようとするとき、上半身だけで避けてしまいますので下半身は残ってしまいます。

飛んできたボールを避けたりボクシングのパンチなら問題ありませんが、降り下ろされた刀だと頭は避けても体を斬られてしまいます。
キックボクシングだとローキックをもらってしまいます。

上と下を一緒に動かせることがスポーツや格闘技でも役立ちますし、殺陣だと立ち回りに有効です。

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5月3日は時代劇での歩き方を行います。
どなたでも参加できますのでお気軽にご参加ください。

ススッと

刀の軸の使い方の稽古を行いました。

実践的かつ綺麗に見せることができますので是非身に付けていただきたい動きの一つです。

身体も刀もコンパクトにスッと動くのと、ダイナミックに大きく動くことを使い分けられるともっと動く楽しさを感じることができると思います。

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ベースを作る

火曜日はとにかく立ち回りが上手くなるようにやっていきたいと思います。

勿論新しい方が入会されたら基本から始めます。

基本は上手いが応用が上手くできないとか、これはできるがあれはできないとかありますが、そういう人は分けて考えているのだと思います。

全部一緒です。

空手を教えて柔術を教えて殺陣を教えて、よくそんなことができますねと言われますが、全部一緒なのです。

野球もサッカーも全部一緒です。

根本的な身体の使い方を身に付ければあとはその競技のルールに慣れるだけでできるようになります。

複雑なルールや道具を使うものほど慣れるのに時間はかかりますがそれも時間の問題です。

建物を一から作るのは時間がかかりますが骨組みが既にできているリフォームはそんなに時間がかからない感じです。

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呼吸

仕事で殺陣が使えるようになりたいという方が数人体験にいらっしゃいました。

一人は二十歳の線の細い今風の男性で、

自分みたいな外見で凄い殺陣ができたら武器になるんじゃないか

ということを仰っていて、いい俳優さんになりそうだなと思いました。

教室が開講して二年半が経ち、立ち回りの稽古会を開くこともでき、驚くほど上達しています。

いろんな会を見てきましたが、JACのようなプロアクションチームは別として、週一回二回の殺陣教室でこんなにできるところはあまりないと思います。

楽しみな子供たちも増えてきました。

 

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デューク大城

生徒さんのなかに足の良くない方がいらっしゃいますので今回は歩き方の練習を行いました。

まず考え方として、足を上げるということは上げないよりもエネルギーと筋力を使うということです。

体や腕も同じです。

ただ、足を上げることが当たり前で自然に足が上がると思いますので、最初はそれを上げないようにするために筋力を使ってしまうと思います。

それを乗り越えると楽に歩けるようになってきます。

もう一つ、前に進む力は骨盤で作ります。

骨盤を前傾させると前方向、立たせると下方向、後傾させると後ろ方向の力になります。

普段歩くときにも前傾させると前に進む力がかかるのが分かると思います。

因みに登り坂も前傾を使うと少し楽になります。

太ももではなく太ももの裏とお尻にかけての筋肉が使われるのが分かると思います。

歩きながら後傾は普通しませんので立たせることでいうと、下方向の力ですので地面をスパイクがしっかり噛んでいる感覚です。

少しブレーキをかけながら進んでいる感覚です。

急な下り坂を歩くと分かりやすいのですが、普通は体が流れてそれを足で止めるように歩いてしまいます。

それを下方向に力をかけると体の流れが小さくなるので足でブレーキをかける感じも少くなり、足への負担も少くなります。

因みに私は歩き方を研究するのが好きで十数年ずっと歩き方を考えています。

2・3年周期で違う歩き方を試し、とにかく全身の力を抜いて足も引きずるように歩いたり、上体が動かないようにがっちり固めて歩いたり、スポーツ的に踵を付けずに爪先だけで歩いたり、いろいろ試して最近は大分上手く歩けるようになってきたかなと思いますが、まだ何か、何かがある気がします。

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