カテゴリ:殺陣稽古

正統に

今回も最後は抜刀納刀稽古。

振り方と同じで正統派の綺麗な役なら真っ直ぐ行います。

体を前に倒すと楽に抜刀納刀ができますので倒したくなるのですが頑張って真っ直ぐを保ちながら抜刀納刀します。

基本の動きを大きく使えば真っ直ぐできるようになります。

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総合運動能力

今回から撮影の為に立ち回りができるようになりたいという女優さんが加わり立ち回りの稽古。

撮影を控えた役者さんの為に立ち回り中心の稽古を始めたのですが、パターン的な動きに1つ2つ新しい手を加えた立ち回りを考え、私はずっとカラミ役をするというのがかなり自分の稽古にもなっております。

ピッチャーは自分始動でできますが、外野手はバッターが打ったボールを一瞬でボールの軌道を予測して落下地点を予測して、ボールのスピードと自分のスピードを無意識に計算してそこに最短距離でできるだけ早く走り、トップスピードのままボールを取り、更にそうしながらランナーの動きと内野手の動きも予測して返球するというのは、ピッチャーよりもはるかに総合能力が必要とされるので私には難しい。

何度も何度もノックを受けているようです。

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逆に

今回は斬り上げの練習。

皆で行う練習では腰のことは意識せずに足、腕、刀で説明していますが長くやられていて、ある程度できる方には腰を使うことも話しています。

なかなか腰を意識できないのもありますし、腰を回そうと思うと体が回りすぎて斬り終わりの形が横を向いた形になってしまいますので腰のことを言わないのですが、長くやられている方でも腰を上手く使うのが難しそうでした。

斬り上げの腰の使い方は自分でもどうやっているか考えたことがなかったのですが、腰の回りすぎを修正するために無意識に逆腰を使っていました。

逆腰は空手の動きから取っていますので無意識に使っていたようです。

突きを出すときに腰を使って突きを出し、出したままだと体が不安定ですし、次の動きも出せないですし、相手の攻撃に対処もできないので出したら次に備えてすぐに腰を戻します。これが逆腰です。

皆が逆腰をできないなかで一人逆腰ができている子がいてびっくりしました。

子です。子供です。

以前に教えたかと聞くと教えていないし、本人は初心者向けに教えられたように足、腕、刀の順で振っているだけのようですが、無意識に逆腰を上手く使っていました。

恐ろしい。

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歩き方

足の良くない生徒さんが一名いらっしゃいますので、どうにか歩きやすくなる方法はないかと重心の落とし方やバランスの取り方を説明しながら足運びを行っておりますが先週突然ピンときたようで、人が多いところでも苦がなく歩けるようになったと仰ってくださいました。

「こんなことってあるのか」と喜んでくださいましたので私も本当に嬉しく思います。

体の具合のため時々しかいらっしゃれないのですが、
「今日はこれを言うためだけに来ました」笑顔で仰ってくださいました。

自分のパフォーマンス向上の為に体の使い方を研究してきたことが、今は人の為に使えることになり、今はそれに喜びを感じます。

今研究しているのは階段の登り降り。

既に登り降りを楽にできるやり方があるのですが、ずっといろいろ試して少しずつ改良して今の形になったのでどこをどうすると楽に登り降りができるとまだ分かりやすく説明ができませんので、早くマニュアルを完成させたいと思います。

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今回は久し振りのご参加の方がいらっしゃいました。

いつ以来だろうか。

世田谷で稽古をしていた時からいらっしゃっていましたのでなんだか嬉しいです。

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V。

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初袴。

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