本日から空手衣を着て稽古です。
服装が気持ちに与える影響は大きいですので何かをやるときその格好をするというのは必要なことだと思います。
気の弱い人が警備員の服を着たら強くなるような、虫も殺せない人が看護師の服を着たら何でもできるような、
それと同じで空手衣を着たら空手家の気持ちになります。
普段の自分が道場に来て空手の稽古をやるのと空手家として空手の稽古をするのでは上達の度合いも気持ちの成長も全然違ってきますので服というのは凄く大切だと思います。
また、ちゃんと着るということも大切になります。
服装を含めてその人と見られます。
だらしなく着ているとだらしない人に見られます。
勿論普段の服装も同じです。
中身が大切なので外見はどうでもいいなんて言っても、そんな人の中身は誰も見てくれません。
また写真を撮るのを忘れてしまった。
子供の成長を写真に撮りたいお父さん的な気持ちです。
準備運動で三半規管を鍛えるために前回りしたり後ろ回りしたり横になってくるくる回ったりしています。
子供は楽しそうにいつまでも回って、止めるのに大変なくらいなのですが大人にとってはキツいと思います。
大人になって仕事をするようになるとくるくる回るということはやらなくなると思いますのでたまにやってみると、前回り一回で目が回ってしまう自分に驚くと思います。
子供の頃、運動会や普段の遊びで棒に頭をくっつけて10回回って走っていくということをやりましたが、今やると大変なことになると思います。
普段使っていない感覚機能は衰えていくことが分かります。
意識的に使っているものはどんどん高められます。
五月の終わり頃 真っ赤なハイビスカスが咲きました。
準備運動でスキップしたり、キョンシーのように跳んだり、ほふく前進したり、いろいろな運動神経を使うことを行っておりますが、小さい子だと意外にでんぐり返りができない子がいます。
できない子は頭を付けて回ろうとして頭で逆立ちした状態になってしまいますので、頭をつけるのじゃなくて首の後ろを付けるんだよと言うとできるようになって、余程嬉しかったのかその後稽古場を出ていくまででんぐり返りが止まりませんでした。
少し休憩取ります。と言うと、すぐでんぐり返り。
これで稽古を終わります。と言うとすぐでんぐり返り。
更衣室へでんぐり返り。出口へ向かってでんぐり返り。
たまたまでんぐり返りですが、これがもし空手の技の一つだったら空手のチャンピオンになるきっかけになったろうなと思いますし、ここが体操教室なら一つのでんぐり返しをきっかけに凄い選手になったに違いないと思いました。
嬉しい気持ちを体で表現する子供の輝きを見ることができました。
何か教えられました。ありがとう。
ps. 「でんぐり返り」と言う方と「でんぐり返し」と言う方がいらっしゃいますがどちらが正しいのでしょうか。