カテゴリ:殺陣稽古

総合美

女性の着物の着せ付けをやっていただいて、ほぼ本番と同じ衣装が出来上がりましたのでとりあえず一安心です。

今までちゃんと見たことがなかったのですがよく見るとやっぱりきつそうですね。

帯の位置ですね。

男性の角帯は腰と下腹に巻くので巻いた方が体が安定しますし心地いいのですが、女性はお腹に巻いていますので胃も圧迫されてそれは苦しいですよね。

食事ができないというのが分かりました。

小物類も多いですね。

長着一枚着るのに小物がいろいろあるし、帯一本巻くのに小物がいろいろあるし、本当に大変そうです。

ただそんなことをして着物を着た時の日本女性の美しさは格別ですね。

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実戦主義

今回は抜刀納刀を稽古を主に行いました。

想定通りに来ないことを想定しての稽古。

相手に反応して反射的に抜けなければ実戦では使えませんので、心と体の準備をなくした状態から抜く稽古。

刀の実戦勝負はないですし見たこともないのでイメージできないかもしれませんが剣道で考えるとイメージしやすいかもしれません。

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因果

今回の立ち回り講習は「カラミ役の刀の使い方について」

お芝居として安全に、相手が受けやすく、かつ本当に斬りにいっているように見せる技術です。

後半はその技術を使って実際に立ち回りを行います。

今までの自分のやり方で立ち回りを行うのではなく、今日やったことをすぐに立ち回りにいかせるかということが上達の鍵になります。

ちなみに先日、全く初めての人に立ち回りをさせたらどうなるのだろうと思い、斬り方も受け方も何にも分からない状態で立ち回りに参加していただきました。

間違えて人の顔に当てたり、怪我をさせてしまう可能性があるので、生徒さんには芯をさせられませんので私が芯をしましたら案の定顔に当てられ、ぷくっと腫れてしまいました。

ルールを知っていないとそんな動きをするのかと大変勉強になりました。

これは極端な例だと思いますが、細かいルールや怪我の防ぎ方を指導者が教えられないと怪我は当たり前に起こるのだなと確認することができました。

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下がり斬り

柳受けをしたあとは相手との距離が近くなりますので、それをどうするかといういい稽古になります。

柳受けをしながらできるだけ離れるようにしたいのですが、立回りの最中にどうしても近くなることはありますので、その時に足運びを上手く使いたいのともう一つ、下がりながら斬る技術を身に付けたいです。

これができると心配しながら窮屈に斬ることなく、思いきって伸び伸びと相手を斬ることができるようになります。

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スタート地点

毎月一度行われています芸術祭運営委員会に行ってきました。

今まで躍りが中心に行われていた舞台で、照明も地明りのみ、音響はカセットテープを流しっぱなしで、劇場側ともそれで契約していたようで芝居をやるにはやりにくい条件ですが、まあ大丈夫でしょうと思っておりましたら、今までマイクも使っていなかったのでマイクを使う契約をしていなくマイクも使えないということが分かりました。

1000名入る大劇場でマイクなしって舞台役者でも無理でしょと思って交渉したのですが、
「契約がありますし、予算内で運営しなければいけませんのでマイクは借りられない」と言う。

それが前回の運営委員会で、その後劇場側にも掛け合っていただいたりして、昨日予算内でマイクも使えることが決定致しました。

ヒロイン役の女優さんが家庭の都合で降板することになり新しい方を探さなければいけなかったり、長い一ヶ月でした。

そういった問題も全て解決し、やっとスタート地点に立てた気持ちです。

時代劇の舞台で刀の音や相手を斬る音が出せないのは厳しいというのがあったり、道具の問題があったり、稽古日程があまり取れない等いろいろありますが、そんなものは役者の力で吹っ飛ばせますし、とりあえず最低限の条件は整いました。

本番まであと8回しか稽古がありませんが1000人のお客さんを満足させるものを創りたいと思います。

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